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【武豊日記】ハードルを上げられた思いもあります

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2021/8/12 21:48

(C)Yushi Machida

 先週日曜日のレパードS(G3)は、現役最年長の柴田善臣騎手がメイショウムラクモで優勝。岡部幸雄さんの54歳1か月の記録(02年ステイヤーズS=ホットシークレット騎乗)の記録を抜いて、55歳0か月10日の最年長重賞制覇の新記録を更新しました。最上級の敬意とともに、ハードルを上げられた思いもあります。

【武豊日記】将来的にも楽しめる馬

今週からは小倉が主戦場

 その翌日、盛岡競馬のクラスターカップ(Jpn3)参戦で善臣先輩に直接おめでとうございますを言わせていただいたわけですが、ご承知の通り、そのレースも先輩騎乗のリュウノユキナが優勝。さらに1日分、ハードルを上げられてしまいました。ボクのマテラスカイは、太めもあって行きっぷりがもう一つ。いい意味でも悪い意味でも振り幅が大きい馬なので、5着という結果だけで落胆する必要はないのですが、勝ち負けに持ち込めていたら重賞1、2着の最年長記録が更新できていたわけで、そこは残念でした。ちなみに現在の記録は、岡部幸雄さん53歳と坂井千明さん51歳で決まった、02年のクイーンカップ(1着シャイニンルビー、2着オースミバーディー)だそうです。

 家内とともに滞在した函館を引き上げて、今週からは小倉が主戦場になります。今のところ小倉記念に騎乗馬がいない(※8月10日時点)のは物足りないところですが、個人的にはあの暑さも大好き。今週も全力で頑張ります。

(C)武豊オフィシャルサイト