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【宝塚記念】ルメール「フランスでも結果出せる」クロノジェネシスが連覇

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2021/6/27 21:50

(C)スポニチ

 27日、阪神競馬場で行われたG1・宝塚記念は、ファン投票1位のクロノジェネシスが横綱相撲で貫禄の勝利。直線で力強く抜け出して危なげなく差し切った。

宝塚記念、勝利ジョッキーコメント
1着 クロノジェネシス
C.ルメール騎手
「馬のコンディションはとても良かったです。パドックではとてもキレイでした。返し馬でも良い感じでしたし、道中でも完璧でした。すぐレイパパレの後ろになりましたので、すごく良いところでした。我慢して直線を待ちました。クロノジェネシスがすごく良い脚を使ってくれました。段々加速してくれましたし、ラスト200mは楽でしたね。クロノジェネシスの血統はヨーロピアン血統ですね。柔らかい馬場でもすごく良いパフォーマンスが出来るので、海外、特にフランスでは良い結果を出すことが出来ると思います。でも誰が乗るかはオーナーさんが決めるので。僕は今日宝塚記念初めてです。本当に嬉しいです。本当にありがとうございます」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 6月27日、阪神11Rで行われた第62回宝塚記念(3歳上オープン・G1・芝2200m・13頭立て・1着賞金=1億5000万円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、クロノジェネシス(牝5歳・栗東・斉藤崇史)が勝利。昨年に続いての勝利で連覇達成となった。勝ちタイムは2分10秒9(良)。

 2着に7番人気のユニコーンライオン(牡5・栗東・矢作芳人)、3着に2番人気のレイパパレ(牝4・栗東・高野友和)が入った。

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グランプリは三連覇

 ファン投票1位、1番人気に支持されたクロノジェネシスが昨年に続いて宝塚記念連覇を達成した。また、昨年の宝塚記念、有馬記念に続いての勝利でグランプリ三連覇。スピードシンボリ(1969、70年有馬記念、70年宝塚記念)、グラスワンダー(98、99年有馬記念、99年宝塚記念)以来となる史上3頭目の快挙も同時に達成した。

 レースでは五分のスタートからじわっと先行していき、レイパパレを見るように4、5番手の位置へ。手応え良く直線へ向くと、レイパパレを目掛けてスパート。馬場の三分どころから力強い差し脚で伸び、正攻法で危なげなく差し切りを決めた。

 宝塚記念を勝ったクロノジェネシスは、父バゴ、母クロノロジスト、母の父クロフネという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は15戦8勝。重賞は19年クイーンカップ(G3)、秋華賞(G1)、20年京都記念(G2)、宝塚記念(G1)、有馬記念(G1)に次いで6勝目。鞍上のC.ルメール騎手は同レース初勝利、管理する斉藤崇史調教師は2勝目。

【全着順】
1着 クロノジェネシス C.ルメール
2着 ユニコーンライオン 坂井瑠星
3着 レイパパレ 川田将雅
4着 カレンブーケドール 戸崎圭太
5着 キセキ 福永祐一
6着 ミスマンマミーア 岩田望来
7着 カデナ 浜中俊
8着 モズベッロ 池添謙一
9着 アリストテレス 武豊
10着 ワイプティアーズ 和田竜二
11着 メロディーレーン 幸英明
12着 アドマイヤアルバ 酒井学
13着 シロニイ 松若風馬