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【東京ダービー】左海「感謝の気持ちで一杯」アランバローズ逃げ切る

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2021/6/10 06:10

(C)Yushi Machida

 9日、大井競馬場で行われた東京ダービーは、1番人気に支持された左海誠二騎乗、アランバローズが勝利。マイペースの逃げから見事に押し切った。トーセンマッシモに騎乗した的場文男騎手は10着に敗退。39度目の挑戦も悲願の初勝利とはならなかった。

1着 アランバローズ
左海誠二騎手
「本当に最高の気分です。この馬の持ち味を出して先行して、気持ち良くリズムよく走らせることだけ考えていました。(道中は)自分のリズムを崩さずにということだけ気を付けました。思いのほか向正面でペースを落とすことができて、一番良い形になったと思います。最後は頑張ってくれ、頑張ってくれという思いで最後まで油断せずに追いました。(関係者に)感謝の気持ちでいっぱいです。前回の羽田盃1800mであの時もゴール前差されたこともあって、若干距離が長いのかなとも思いましたが、今日の2000mでも自分の形、ペースで走れたことは、この馬の能力の高さを感じました。久しぶりにお客さんの前でレースができて、とても楽しくて、それにプラスしてダービーを勝つことができたことをありがたく思います。これからもまだまだ大変な日々が続くと思いますが、皆さんも体に気を付けて頑張ってください。僕も頑張ります。今日はありがとうございました」

林正人調教師
「自分の馬がどれくらい勝ったか分からないくらいゴールした瞬間から興奮して、本当に嬉しいです。(東京ダービーは)勝つこと以上に、まず毎年このレースを目指して競馬関係者は一生懸命やってきて、その中で毎年出走馬を送り出すことが大変なレースだと思っていますので、その中で3回も勝てたことは本当にありがたいなと思っています。最初からこの馬は逃げるしかないと思っていましたので、逃げてどこまでかなという気持ちで送り出していましたので、道中もずっと行けるかな、大丈夫かなという気持ちで見ていました。(直線は)興奮して見ていたので、ゴールする瞬間のことは思い出せないです。(次戦は)オーナーさんと馬の状態を確認して決めたいと思います。みなさんの応援が力になり、アランバローズは2歳チャンピオンとして、ここ2戦はふがいなかったですが、やはり強いというところを皆さんに見せられて本当に良かったと思っています。これからも1戦1戦頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 9日、大井競馬場で行われた11R・東京ダービー(S1・3歳オープン・ダ2000m)で1番人気、左海誠二騎乗、アランバローズ(牡3・船橋・林正人)が勝利した。3/4馬身差の2着にギャルダル(牡3・船橋・川島正一)、3着にブライトフラッグ(牡3・大井・藤田輝信)が入った。勝ちタイムは2:06.6(良)。

 2番人気で森泰斗騎乗、トランセンデンス(牡3・浦和・小久保智)は11着、3番人気で笹川翼騎乗、チサット(牡3・大井・佐宗応和)は9着敗退。

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39度目の挑戦も…

(C)Yushi Machida

 1番人気に支持された左海誠二騎乗、アランバローズが見事に東京ダービーを制覇した。マイペースの逃げから直線でも粘り腰を発揮しての逃げ切りV。最後の最後まで脚色が衰えることはなかった。また、同レース39度目の挑戦となった的場文男騎手は今年も勝利には届かなかった。

アランバローズ 8戦6勝
(牡3・船橋・林正人)
父:ヘニーヒューズ
母:カサロサーダ
母父:ステイゴールド
馬主:猪熊広次
生産者:大狩部牧場

【全着順】
1着 アランバローズ
2着 ギャルダル
3着 ブライトフラッグ
4着 ジョエル
5着 トーセンクロード
6着 ギガキング
7着 マカベウス
8着 ワールドリング
9着 チサット
10着 トーセンマッシモ
11着 トランセンデンス
12着 サヨノグローリー
13着 セイカメテオポリス
14着 タブラオ
15着 ピースフラッグ
16着 ホウヨウクリスタル