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【中山GS】石神「前半から力んでいて…」オジュウチョウサンまさかの5着

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2021/4/17 21:42

 絶対王者オジュウチョウサンが、中山グランドジャンプ6連覇がかかった大一番でまさかの5着に敗れた。勝負どころでは既に手応えが怪しくムチが一発。徐々に遅れをとり厳しい状況となり流れ込むようにゴール。それでもこれまでの5連覇が色褪せることはなく、最後まで懸命に走る姿に競馬場に駆けつけたファンも大きな拍手を送った。

5着 オジュウチョウサン
石神深一騎手
「前半から力んでいて、他馬にも絡まれてリズムが悪くなりました。それが非越にも影響して集中力が途切れてしまったと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 4月17日、中山11Rで行われた第23回中山グランドジャンプ(4歳上オープン、J・G1、障害芝4250m、8頭立て、1着賞金=6600万円)は、森一馬騎乗の1番人気、メイショウダッサイ(牡8歳・栗東・飯田祐史)が勝利。昨年暮れの中山大障害に次いでJ・G1、2勝目を飾った。勝ちタイムは4分50秒1(良)。

 2着はケンホファヴァルト(5番人気)、3着にはタガノエスプレッソ(3番人気)が入った。

【中山GJ】森一馬「楽な競馬ではなかった」メイショウダッサイがV

オジュウチョウサンを破り、新王者へ

 1番人気に支持されたメイショウダッサイが、オジュウチョウサンを破り障害新王者として君臨した。道中は中団からオジュウチョウサンを見るように徐々に進出していき、最終障害で先頭に並びかけると、あっさりと抜け出して後続に4馬身つける完勝だった。2番人気に支持されたオジュウチョウサンは5着に敗れた。

 中山グランドジャンプを勝ったメイショウダッサイは、父スズカマンボ、母スズカブルーム、母の父スキャターザゴールドという血統。グランド牧場の生産馬で、馬主は松本好雄氏。通算成績は36戦10勝。重賞勝ちは、19年小倉サマージャンプ(J・G3)、20年東京ハイジャンプ(J・G2)、中山大障害(J・G1)、21年阪神スプリングジャンプ(J・G2)に次いで5勝目。鞍上の森一馬騎手、管理する飯田祐史調教師はともに中山グランドジャンプ初勝利。

【全着順】
1着 メイショウダッサイ 森一馬
2着 ケンホファヴァルト 熊沢重文
3着 タガノエスプレッソ 植野貴也
4着 スマートアペックス 中村将之
5着 オジュウチョウサン 石神深一
6着 マイネルプロンプト 北沢伸也
7着 ヒロシゲセブン 高田潤
8着 シンキングダンサー 五十嵐雄祐