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【ホープフルS】武豊「 スタートが上手くいかなかった」レース後ジョッキーコメント
2020/12/27 07:05
26日、中山競馬場で行われたG1・ホープフルステークスは、1番人気に支持されたダノンザキッドが堂々と抜け出してキッチリ人気に応えた。2番人気のランドオブリバティは4コーナーで逸走して競走中止となっている。
ホープフルステークス、レース後ジョッキーコメント
1着 ダノンザキッド
川田将雅騎手
「師匠と共にやっとG1タイトルを取ることが出来て嬉しく思います。オーナーさんからも沢山任せていただきながら、何より先生に迷惑ばかりかけてきましたので…、うん、ちょっと…、それが一番嬉しく思います。前回レースで返し馬、競馬で感じた不安点を厩舎スタッフの方が上手に調整してくれて、良い形で競馬を迎えているなということを感じることが出来たので、素晴らしい調整をしてくれたと思います。道中のリズムはあまり良くなくて、出入りの激しい競馬になりましたし、3・4コーナーもこの馬自身、上手に走れていなくて、それでも何とか勝ってくれとお願いしていました。新しい課題も見つかりながらではありますけど、こうやって素晴らしい結果を得てくれましたし、そこを改善しながら来年より良い競馬が出来るように歩んでいきたいなと思いますし、何より今日勝ってくれたことを有り難く思います。無事に期待に応えることが出来、負けること無くここまで歩みを進められましたので、また来年無事に競馬場に来てお客さんの前で走る姿をお見せ出来ればと思いますので、また来年を楽しみに待って貰えたらなと思います」
安田隆行調教師
「最高の気分です。川田騎手とのコンビで遂にG1を勝てて本当に嬉しいです。今日は初めてコーナー4つのコースというのがポイントで、どんな競馬をしてくれるのかなと思っていましたが、上手くクリアしてくれました」
2着 オーソクレース
C.ルメール騎手
「惜しかったけど、仕方ないです。前の馬がフラフラしていて、4コーナーでいなくなって、ビックリしてブレーキを踏んでしまいました。そこからもう一度伸びてくれました。来年が楽しみです」
3着 ヨーホーレイク
武豊騎手
「スタートが上手くいきませんでした。ただ、リカバーは効いて最後までよく伸びました。以前より馬が良くなっています」
4着 タイトルホルダー
戸崎圭太騎手
「前走力んでいたので今日はどうかなと思っていましたが、メンコを着用してリラックスして我慢が効いていました。課題をクリアしましたし、良い内容でした」
5着 シュヴァリエローズ
北村友一騎手
「外枠でペースが遅く、1、2コーナーではリズム良く運べませんでした。スローで外から来られてから、反応が遅れてしまいました。もう少し上手く乗ってあげられたら違ったかもしれません」
6着 テンカハル
坂井瑠星騎手
「勝負どころで少し手応えが怪しくなったが、直線で盛り返してくれた。成長が楽しみです」
10着 アドマイヤザーゲ
吉田隼人騎手
「掘れる馬場は苦手なのかもしれません。成長力に期待したいです」
ランドオブリバティはまさかの逸走
(競走中止)
ランドオブリバティ
鹿戸雄一調教師
「余裕がありすぎて、遊んでしまったのかも。調教では見せたことはないが、子供っぽいところが出てしまったのかもしれません」
レース結果、詳細は下記のとおり。
26日、中山競馬場で行われた11R・ホープフルステークス(G1・2歳オープン・牡牝・芝2000m)で1番人気、川田将雅騎乗、ダノンザキッド(牡2・栗東・安田隆行)が快勝した。1.1/4馬身差の2着に3番人気のオーソクレース(牡2・美浦・久保田貴士)、3着にヨーホーレイク(牡2・栗東・友道康夫)が入った。勝ちタイムは2:02.8(良)。
2番人気で三浦皇成騎乗、ランドオブリバティ(牡2・美浦・鹿戸雄一)は競走中止となっている。
ジャスタウェイ産駒は初G1制覇
1番人気に支持された川田将雅騎乗、ダノンザキッドが無傷の3連勝でG1制覇を飾った。レースでは好スタートを決めてじわっと先行し、好位でスムーズに立ち回ると勝負どころでは外目から手応え良く進出。4コーナーでランドオブリバティが逸走するハプニングがあったが、そんなアクシデントにも気するそぶりも見せずに、馬場の真ん中から堂々と抜け出した。
ダノンザキッド 3戦3勝
(牡2・栗東・安田隆行)
父:ジャスタウェイ
母:エピックラヴ
母父:Dansili
馬主:ダノックス
生産者:ノーザンファーム
【全着順】
1着 ダノンザキッド 川田将雅
2着 オーソクレース C.ルメール
3着 ヨーホーレイク 武豊
4着 タイトルホルダー 戸崎圭太
5着 シュヴァリエローズ 北村友一
6着 テンカハル 坂井瑠星
7着 アオイショー 石橋脩
8着 マカオンドール 岩田康誠
9着 ヴィゴーレ 横山武史
10着 アドマイヤザーゲ 吉田隼人
11着 ホールシバン 丸山元気
12着 バニシングポイント M.デムーロ
13着 セイハロートゥユー 木幡巧也
14着 モリデンアロー 山田敬士
(競走中止)
ランドオブリバティ 三浦皇成