京成杯のレース後、ジョッキー談話

1着 ジェネラーレウーノ
田辺裕信騎手
「雰囲気は稽古と変わらず良かったですよ。前回は逃げて物見をしていたので、誰か先に行ってくれたら…と思っていたら、逃げる馬がいました。２番手でも折り合いは問題なかったです。そこからは他の馬にマクられないように意識して、そして１頭になって遊ばないように気をつけて、いつでも行けるようにと思って乗っていました。まだこの馬の本気が分かりませんね（笑）」

2着 コズミックフォース
戸崎圭太騎手
「初めて乗りましたが、直線でいい脚をつかうイメージがあったので、あの位置で我慢しました。右回りも問題なく、最後はいい脚を使って伸びてくれましたが…」

3着 イェッツト
蛯名正義騎手
「まだ２戦目とあって前半はペースに戸惑っていました。まだ気持ちも体も若いです。しかし、それを補うほどの素質を感じさせたのも確か。最後は手応え以上の伸びでしたから。広い東京コースの方が良さそうだし、距離ももちそう。大事にしていけば先々楽しみです。」

4着 ライトカラカゼ
大野拓弥騎手
「４コーナーの立ち上がりでは?オッ?という手応え。クセの強い馬ですが、今日は我慢して走っていました。見どころのある競馬だったと思います。」

5着 サクステッド
吉田隼人騎手
「ポンと出ていい位置で流れに乗って、手応えもバッチリ。ただ最後の瞬発力勝負で見劣ってしまいました。もう少しでしたが…」

7着 ダブルシャープ
田中勝春騎手
「来てはいるけど、ロスが多かったね。ゲートがうるさくて、出も悪かった。流れに乗れるようになれば違うと思うけど。」

13着 デルタバローズ
石橋脩騎手
「稽古にも乗って雰囲気はつかんでいたんです。ただ今日はパドックで跨ってからリキんで、返し馬でもガツンと…。そこでスタミナ
をロスした影響が大きかったです。」

レース結果詳細は下記の通り。

14日、中山競馬場で行われた11R・京成杯（G3・3歳オープン・芝2000m）で1番人気、田辺裕信騎手騎乗、ジェネラーレウーノ（牡3・美浦・矢野英一厩舎）が、2着に1/2馬身差をつけ快勝した。2着に2番人気のコズミックフォース（牡3・美浦・国枝栄厩舎）、3着にイェッツト（牡3・美浦・金成貴史厩舎）。勝ちタイムは2:01.2（良）。

ジェネラーレウーノが堂々の3連勝で重賞初制覇、クラシック戦線に名乗りを上げた。大外枠からのスタートだったが、好スタートを切り上手くインに潜り込んだ。逃げ馬が飛ばす中、単騎2番手の位置でレースを進め直線へ。直線半ばの追い比べからじわじわと先頭に躍り出ると、後方待機勢を抑えてそのまま押し切ってゴール。クラシックへ期待が膨らむ三連勝となった。