競馬ニュース
【武豊日記】熱い競馬をお見せしたい
2020/10/31 07:10
今年の凱旋門賞、菊花賞は、どちらも後世に語り継がれる名勝負でした。ボクはその両方で、現地にいたというのにスタンドから観戦。こんな年もある、ということでしょうか。
それでも先週は土日で5勝。自主隔離中の自宅トレーニングが効いて、体はよく動いていました。今年の通算勝利数も90まで来ましたから、大台も射程です。というか、年間100勝は自分のノルマと考えていますから、当たり前のようにやるだけです。
天皇賞はキセキ
今週の競馬が終わると、慣れ親しんだ京都競馬場のスタンドの大改修工事が始まり、約2年半、京都開催がお休みとなります。ボクは土曜が京都で、日曜は東京へ。土曜日の騎乗のあとは、ちょっとセンチメンタルな気分でスタンドを見上げてしまうかもしれません。
とはいえ、今週のメーンは東京での天皇賞です。キセキの前走は自宅のテレビで見ていましたが、浜中君が非常にいいレースをして、内容もよかったと思います。いい流れを引き継いでの騎乗ですから、馬の気持ちに乗っていい結果を引き出すつもりです。相手が強いのは天皇賞ですから当たり前。熱い競馬をお見せしたいものです。
(C)武豊オフィシャルサイト