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【マーキュリーC】川田「いつもどおりの競馬」レース後ジョッキーコメント

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2020/7/22 06:10

(C)岩手県競馬組合

 21日、盛岡競馬場で行われた交流G3・マーキュリーカップは、圧倒的人気に支持されたマスターフェンサーがねじ伏せるような差し切りを見せて、貫禄の勝利を見せた。米3冠に出走した経験値は伊達ではなく、ここでは1枚も2枚も上だった。

レース後、ジョッキーコメント
1着 マスターフェンサー
川田将雅騎手
「アメリカへ挑戦するなど異色の経歴を持っていますが、初めての重賞を勝つことができて良かったと思います。上手にスタートを切りましたが、前に行くタイプではないので、いつもどおりの競馬でした。タイミングを計って向こう正面から動きましたが、いい手応えでしたから3コーナー過ぎに大丈夫だと思いました。すばらしいポテンシャルを持っていますからね。これから大きなところへチャレンジしてほしいと思います。今回、久しぶりに生で声援をいただいてファンの期待に応えることが大事だなと改めて思いました」

角田晃一調教師
「ジョッキーも騎乗経験がありますからね。たまに出遅れる時があるのでゲートだけ気をつけてほしいと伝えました。一戦ごとに状態が良くなって今回が休み明け3戦目。一番いい状態で臨むことができました。まだまだ伸びていく馬。これからも実績を積み上げていきたいと思っています」

2着 デルマルーヴル
岡部誠騎手
「早めに動かしていこうと思って3コーナーで仕掛けた分、最後が甘くなりました。久々の実戦でしたが、リフレッシュできてレースに臨んだと思います」

3着 ランガディア
鈴木祐騎手
「中央の馬たちが前に行くのは分かっていましたから、予定どおりのポジション。道中はリラックスして走ることに専念しました。その分、最後もしっかり伸びてくれたと思います。この馬にとって今日のような流れが合います。左回りもまったく問題ありませんから今後も楽しみです」

板垣吉則調教師
「中央の強豪メンバー相手に3着は頑張ってくれたと思います。今後の選択肢も増えましたから、収穫多い一戦でした。今後については白紙。遠征も視界に入れながら、じっくり考えます」

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畑端「内容的には悲観していません」

4着 ヒストリーメイカー
畑端省吾騎手
「久々の左回りでしたから、できるだけスムーズにレースを運びたいと考えていました。強気に行った分、直線は一杯になりましたが、内容的には悲観していません」

5着 アポロテネシー
横山武史騎手
「初めて乗りましたが、すごくいい感触でした。今回が転厩初戦でしたから手探り。出たなりでいいという指示でした。レースが流れて苦しい展開になりましたが、それで5着なら上出来だと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 21日、盛岡競馬場で行われた10R・マーキュリーカップ(Jpn3・3歳上オープン・ダ2000m)で1番人気、川田将雅騎乗、マスターフェンサー(牡4・栗東・角田晃一)が快勝した。1.1/2馬身差の2着にデルマルーヴル(牡4・美浦・戸田博文)、3着にランガディア(牡6・岩手・板垣吉則)が入った。勝ちタイムは2:03.0(良)。

 2番人気で畑端省吾騎乗、ヒストリーメイカー(牡6・栗東・新谷功一)は、4着敗退。

断然の支持に応える

(C)岩手県競馬組合

 単勝1.9倍に支持された川田将雅騎乗のマスターフェンサーが貫禄の走りで見事に差しきた。道中は4、5番手の馬群でしっかりと折り合い、勝負どころからしぶとく差し脚を伸ばし、直線半ばで力強く抜け出した。

マスターフェンサー 15戦5勝
(牡4・栗東・角田晃一)
父:ジャスタウェイ
母:セクシーザムライ
母父:Deputy Minister
馬主:吉澤ホールディングス
生産者:三嶋牧場

【全着順】
1着 マスターフェンサー
2着 デルマルーヴル
3着 ランガディア
4着 ヒストリーメイカー
5着 アポロテネシー
6着 ヨシオ
7着 リンノレジェンド
8着 アリオンダンス
9着 ヤマショウブラック
10着 ディグニファイド
11着 センティグレード
12着 アドマイヤメテオ
13着 ナラ
14着 キタノイットウセイ