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【ジャパンC】ボウマン「キタサンブラックを徹底的にマーク」ジョッキー談話

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2017/11/27 05:15

ジャパンカップ、関係者談話は下記の通り。

1着 シュヴァルグラン
H.ボウマン騎手
「枠順がいいところが当たりまして、レース前からキタサンブラックを徹底的にマークして競馬をしようと思っていたので、その通りの位置取りと道中の運びが出来たと思っています。今日は馬の動きが大変素晴らしかったです。キタサンブラックは一目置くような強い馬だし、簡単に交わせないだろうなと思っていたのですが、今日は本当にシュヴァルグランが道中スムーズな競馬をすることが出来ましたので、一歩一歩詰めていって交わせるんだなという思いに変わって、本当に最後まで馬が一生懸命に走って良い切れ味で競馬を締めくくってくれました。水曜日に調教で跨がった時から、馬の動き自体はすごく良いものがあると思っていましたし、馬の体調を考慮しながら、去年のジャパンカップのVTRとかを見て、今年秋一番の出来で、それも昨年より成長した状態で出走出来ると思っていました。今日は走ってみて本当に彼が良く頑張ってくれたなという思いです。」

2着 レイデオロ
C.ルメール騎手
「すごく走ってくれました。スムーズなレースは出来ました。大外からゴールまで頑張ってくれたし、まだ3歳馬でいい経験になりました。素晴らしい馬です。」

藤沢和雄調教師
「惜しかったです。スタートは前回より良くなりました。終いはよく走っていたと思います。このレースは3歳馬には厳しいレースです。この後は休養に入ります。」

3着 キタサンブラック
武豊騎手
「残念です。馬の状態は良く、良いスタートを切れて楽に先手を取れたら取ろうと思ってました。走りは悪くなかったし、上位二頭は強かったけど、良いレースは出来ました。最後もう少し突き放してくれると思ったけけど、ゴール後違和感を感じて、落鉄してるかなと思い確認したら、左前が落ちてました。どこで落ちたかはわからないですね。改めて全部勝つのは難しいと思いました。次が最後ですが有馬記念で巻き返したいと思います。」

清水久詞調教師
「左前脚が落鉄していました。良いペースで運ぶことができました。まずは無事であることを確認してから、有馬記念は目一杯仕上げます。」

4着 マカヒキ
内田博幸騎手
「4コーナーでレイデオロと一緒に動けるかと思ったのですが、思ったほど伸びませんでした。馬は秋になって良くなっていたのですが、結果が出ず残念です」

5着 アイダホ
R.ムーア騎手
「今までで一番いい走りだった。少しペースが落ち着いてほしかったが、結果には満足しています。」

6着 レインボーライン
岩田康誠騎手
「よく伸びてはいたのですが、中団くらいにつけられれば、また少し違ったかもしれません。」

7着 ソウルスターリング
C.デムーロ騎手
「かなり力んで走っていました。直線ではもう手応えがありませんでした。」

藤沢和雄調教師
「牡馬相手はつらかったかもしれません。来年はエリザベス女王杯などを視野に考えていきたいと思います。」

8着 ヤマカツエース
池添謙一騎手
「直線は伸びてはいますが、枠の差が堪えました。」

9着 ギニョール(F・ミナリク騎手)
「最後は伸び切れませんでした。ドイツ馬を代表して良いレースが出来たと思います。」

10着 サトノクラウン
M.デムーロ騎手
「スタートも良く、思った通りのレースは出来ました。レイデオロと一緒に伸びると思ったのですが…」

11着 シャケトラ
福永祐一騎手
「やりたい競馬は出来ました。手応え十分で回ってきて、これならと思いましたが、伸び切れませんでした。」

12着 サウンズオブアース
田辺裕信騎手
「近走、少し先行してダラダラしてしまっているので溜める競馬をしましたが、4コーナーでは反応がいまひとつでした。位置取りは悪くなかったと思います。」

レース結果詳細は下記の通り。

26日、東京競馬場で行われた11R・ジャパンカップ(G1・3歳上オープン・芝2400m)で5番人気、H.ボウマン騎手騎乗、シュヴァルグラン(牡5・栗東・友道康夫厩舎)が、2着に1.1/4馬身差をつけ快勝した。2着に2番人気のレイデオロ(牡3・美浦・藤沢和雄厩舎)、3着に1番人気のキタサンブラック(牡5・栗東・清水久詞厩舎)。勝ちタイムは2:23.7(良)。

ジュヴァルグランが悲願のG1制覇となった。ここを目掛けて完璧な仕上がりとレース運びで陣営とオーナーの執念が実った。オーストラリアの名手ボウマンが見事な手綱さばきを見せ悲願のG1制覇に導いた。1枠を生かし、好位のインでじっと脚を溜め直線だけ外に出す完璧な競馬で嬉しい初制覇となった。
外国人ジョッキーが昨今活躍している中で、今回もオーストラリアから来た名手が栄冠をさらっていった。難しい競馬を意図も簡単にやってのけるよう見せ、非の打ち所がない手綱捌き。残すところ平地G1もあと4戦。日本人ジョッキーにも意地を見せてもらいたい所だ。

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