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【JDD】池添謙「勝ち馬にぴったり来られた」レース後ジョッキーコメント
2020/7/9 06:01
8日、大井競馬場で行われた交流G1・ジャパンダートダービーは、6番人気に支持されたダノンファラオが2番手から抜け出して勝利した。圧倒的1番人気に支持されたカフェファラオはまさかの7着に敗れた。
ジャパンダートダービー、勝利ジョッキーコメント
1着 ダノンファラオ
坂井瑠星騎手
「素直に嬉しいですし、乗せていただいた関係者の方に感謝の気持ちでいっぱいです。パドックでまたがった感じから前回より状態があっているのを感じましたし、前回は園田で使ってから間隔が短くてそれで走り切れなかった部分もあると思うんですけど、今回は間隔を空けて良い状態で仕上げてもらったので結果を出せて良かったです。行けたらハナ行きたいと思っていたんですけど、ダイメイコリーダが速かったので切り替えて2番手から運びました。いつも道中あまり手応え良く運べないんですけど、今日もいつも通りという感じでダノンファラオなりに一生懸命、道中は走ってくれていました。4コーナーから直線に向く感じで前の馬を交わせそうだなという感じだったので、後は後ろからどの馬が来るかなという感じで必死に追っていました。まだ3歳ですし、まだまだ緩いところもあって、これから良くなる余地がかなり残っていると思いますので、そんな中でこうやって結果を出せたというのは本当にすごいことだと思いますし嬉しいです。今、コロナウイルスの影響で競馬場にファンの皆様が来れなくテレビの前での応援となったと思うんですけど、一刻も早くコロナが終息して競馬場に足を運んでいただける日を心待ちにしていますし、それまでしっかり頑張りたいなと思います。ありがとうございました」
矢作芳人調教師
「やはり生まれ故郷ですので、大井で勝つというのは本当にいつでも良いもんだなと思っています。パドックの入れ込みもいつもほどでは無くて馬体的にもちょっと絞れて素晴らしいなと思っていました。ただ、まだまだ馬が緩いので完成されるのはもう少し先なんではないかなと思いながら見ていました。行けたら行けと(指示しました)。ただ、外のダイメイさんが速いかなと思ったので、その時は今行われたレースのような展開をいって、理想通りに進めました。大本命馬がいたので安心はしていなかったですけれども、この馬の潜在能力を信じていました。ちょっと後ろがちぎれた時はまさかという感じでしたけれども、本当に友人の森田調教師の馬なのでワンツー決められて嬉しいです。セレクトセールで非常に高い値段でオーナーに買って頂いた馬なので、まだまだこれくらいで満足するわけにはいかないですし、この馬の潜在能力、緩さが取れてきた時は古馬になって、もっともっと完成されたらもっと強くなると思っていますので、まずは今日は馬を褒めてあげたいと思います。いずれにしても夏は休ませようと思っていたんですけれども、今の状態でケンタッキーダービーに行くということは非常に難しいかなと思っていますので、そうであればまた11月に大井に帰ってきたいなと思っています。多くの方に方に支えられて自分は恵まれています。皆さんの応援、オーナーのサポート、スタッフのサポートがあってこそなので、本当にいつも感謝しています。早く皆さんが競馬場に帰ってこれる日を待ち望んでいます。今後とも応援よろしくお願いします」
2着 ダイメイコリーダ
池添謙一騎手
「スタートよく自分の競馬ができたが、勝ち馬にピッタリこられ た。それでもよく踏ん張っていた」
3着 キタノオクトパス
田辺裕信騎手
「この馬としてはいい位置でリズムよく運べた。もっと先行勢が やり合うかと思っていたが。右回りの走りも良かった」
4着 ブラヴール
本橋孝太騎手
「まだ6、7分の出来だったが、あんなにいい脚を使ってくれてビックリしている」
5着 ミヤジコクオウ
幸英明騎手
「馬場に尽きる。テンから最後まで追い通しで、忙しかった。JR Aのパサパサに良馬場が合っている」
【JDD】レーン「ずっとバランスが…」カフェファラオはまさかの7着敗退
レーン「ミスステップが…」
7着 カフェファラオ
D.レーン騎手
「1コーナー手前でタイヤの跡に反応して、逆手前でコーナーに入るミスステップが響いた。それに今まで経験したことがないキックバックにも反応して、ずっとバランスが取れなかった」
レース結果、詳細は下記のとおり。
8日、大井競馬場で行われた11R・ジャパンダートダービー(Jpn1・3歳オープン・ダ2000m)で6番人気、坂井瑠星騎乗、ダノンファラオ(牡3・栗東・矢作芳人)が快勝した。1.3/4馬身差の2着にダイメイコリーダ(牡3・栗東・森田直行)、3着にキタノオクトパス(牡3・美浦・高木登)が入った。勝ちタイムは2:05.9(重)。
1番人気でD.レーン騎乗、カフェファラオ(牡3・美浦・堀宣行)は7着、2番人気で幸英明騎乗、ミヤジコクオウ(牡3・栗東・川村禎彦)は5着敗退。
交流G1初制覇
ファラオはファラオでもダノンファラオの方だった。ダノンファラオは積極的なレース運びで2番手の位置で逃げ馬を意識しながらの展開で、勝負どころから逃げたダイメイコリーダと後続を突き放すように追い比べに持ち込んだ。直線では完全に一騎打ちの様相で直線半ばから抜け出し、1馬身3/4差をつけてゴールした。圧倒的1番人気に支持されたカフェファラオは、4コーナーで既に手応えも怪しくまさかの7着に敗れた。
ダノンファラオ 8戦3勝
(牡3・栗東・矢作芳人)
父:American Pharoah
母:クリスプ
母父:El Corredor
馬主:ダノックス
生産者:ノーザンファーム
【全着順】
1着 ダノンファラオ
2着 ダイメイコリーダ
3着 キタノオクトパス
4着 ブラヴール
5着 ミヤジコクオウ
6着 エメリミット
7着 カフェファラオ
8着 バーナードループ
9着 コージーサンラッド
10着 リコーシーウルフ
11着 ガミラスジャクソン
12着 フルフラット
13着 ゴールドボンバー