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【皐月賞】福永「ヒヤヒヤさせて申し訳ない」コントレイルが無傷の4連勝

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2020/4/19 22:05

(C)スポニチ

 19日、中山競馬場で行われたクラシック競走G1・皐月賞は、無傷の4連勝でコントレイルが見事に制した。これまでのレースとは一転、中団から大外を回って長く良い脚を使い、同じ無敗馬との叩き合いを制した。このレースの1着馬〜5着馬には日本ダービー(5月31日・東京)への優先出走権が与えられる。

1着 コントレイル
福永祐一騎手
「ちょっと想定外のレースになりました。思っていたレースとは違いましたけども、非常に馬も強かったですし、走り方がどんどん良くなってきているので、ああいった脚も使えるようになってきています。ヒヤヒヤさせて申し訳なかったのですが、強い内容で勝ってくれたと思います。いつもスタートが良い馬ですし、先行力もある馬なので、ペース次第では2、3番手も頭に入れていました。返し馬の走りが非常に良くてこの感じなら今までよりもっと良い脚を使えるんじゃないかなと思っていました。スタートは良かったんですが、あまり前に進んで行こうとしなかったので無理はあまりしなかったんですが、2コーナー回る時にかなり後ろの方にいたのでこれは大変だなと思っていました。ああなってしまった以上馬を信じるしかないと思いました。理想は先行集団みながら間から割っていければいいなと思っていたのですが、外に出してからは非常に楽な手応えで上がっていきましたし、直線は突き抜けるんじゃないかなと思いました。相手も3戦3勝でG1勝った馬でそう簡単なレースにはならなかったですが、良く押し切ってくれたと思います。この内容なら距離はもっとあっても大丈夫だなという走りを見せてくれました。次のダービーが楽しみになりました」

 レース、結果詳細は下記のとおり。

 19日、中山競馬場で行われた11R・皐月賞(G1・3歳オープン・芝2000m)で1番人気、福永祐一騎乗、コントレイル(牡3・栗東・矢作芳人)が快勝した。1/2馬身差の2着にサリオス(牡3・美浦・堀宣行)、3着にガロアクリーク(牡3・美浦・上原博之)が入った。勝ちタイムは2:00.7(稍重)。

 2番人気でC.ルメール騎乗、サトノフラッグ(牡3・美浦・国枝栄)は、5着敗退。

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福永祐一騎手はクラシック完全制覇

 非常に見応えのある皐月賞となった。無敗のG1馬同士が壮絶な叩き合いを見せて、コントレイルが見事な差し切りV。最内枠のスタートから中団につけてじっくりと行くかたちに。前半は内で我慢するかたちだったが、3コーナー過ぎからが圧巻の走り。気づかぬうちに大外に持ち出すと大外からグングン進出し直線をむかえた。先に抜け出した無敗のG1馬、サリオスとの叩き合いとなり、半馬身差制して栄光のゴールへ飛び込んだ。鞍上の福永祐一騎手は「想定外のレースになった。強いレースで勝ってくれた。理想は先行集団を見ながら間からと思っていました。良く押し切ってくれた」とコントレイルの走りを称賛した。同騎手はこの勝利でクラシック競走完全制覇を達成。

コントレイル 4戦4勝
(牡3・栗東・矢作芳人)
父:ディープインパクト
母:ロードクロサイト
母父:Unbridled’s Song
馬主:前田晋二
生産者:ノースヒルズ

【全着順】
1着 コントレイル
2着 サリオス
3着 ガロアクリーク
4着 ウインカーネリアン
5着 サトノフラッグ
6着 ダーリントンホール
7着 コルテジア
8着 ヴェルトライゼンデ
9着 ブラックホール
10着 ディープボンド
11着 レクセランス
12着 アメリカンシード
13着 マイラプソディ
14着 ビターエンダー
15着 ラインベック
16着 クリスタルブラック
17着 キメラヴェリテ
18着 テンピン