29日、東京競馬場で行われた9R・精進湖特別（3歳上1000万下・芝2000m）で4番人気、田辺裕信騎手騎乗、カラビナ（牡4・栗東・藤岡健一厩舎）が、2着に4馬身差をつけ快勝した。2着にトレジャートローヴ（牡4・栗東・矢作芳人厩舎）、3着に1番人気のブラックプラチナム（牡4・美浦・栗田博憲厩舎）。勝ちタイムは2:10.1（不良）。

2番人気のレッドローゼス（牡3・美浦・国枝栄厩舎）は6着敗退となった。

1着のカラビナは装蹄師/西内荘担当馬で、競馬のおはなしサイト「装蹄の感触が良かった馬日曜版」で取り上げた1頭だった。

田んぼのようになった泥んこの馬場苦にせず、最内枠を引いたカラビナがしっかりとした脚取りで直線力強く伸びた。天皇賞と同じ距離で行われたこのレースは1000メートルを1分5秒程で通過。4コーナーから直線にかけても各馬最内をかなり空けて馬場の真ん中を通る進路どりとなった。馬場の良さそうなギリギリの内側を通って来たカラビナが見事1着でゴール。天皇賞も同じようなコース取り、ペースで進むのか、ここまで荒れて来ると得手不得手より、自力勝負になるのかもしれない。