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【弥生賞】ルメール「運がなかった」レース後ジョッキーコメント

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2020/3/9 06:25

撮影:青山一俊

 8日、中山競馬場で行われたG2・弥生賞ディープインパクト記念は、2番人気に支持された武豊騎乗のサトノフラッグが重賞初制覇を飾った。勝負どころの走りはまさにディープそのもので、クラシック戦線へ向けてまた1頭楽しみな馬が誕生した。このレースの1着〜3着馬には皐月賞(4月19日・中山)への優先出走権が与えられる。

弥生賞、レース後ジョッキーコメント
1着 サトノフラッグ
武豊騎手
「初めて跨ったのですが、馬上から眺める感じもディープに似てましたし走りそうな馬だなと思ってゲートインしました。レースも凄く良いレースが出来ましたね。3コーナーで馬が自分から上がって行こうとしていたので、お父さんの中山を走る時と同じような感じで思い出しました。ディープ産駒でこのレースに出れるチャンスはもう少ないですから今日は勝ちたいという気持ちが強かったです。今日の勝ちっぷりならまだまだ良くなりそうですし、恐らく良馬場ならもっと走れそうですね」

国枝栄調教師
「早めに外に出してまくって行った時は凄いなと思いました。良馬場の方が良いですがこれくらいならこなしますね。これまでに手掛けたディープ産駒の中でもこの馬はメンタル・フィジカル・サイズと3拍子揃っています。手応えをもって本番皐月賞に向かいます」

2着 ワーケア
C.ルメール騎手
「休み明けのうえ、こういう馬場でもいい競馬をしてくれました。勝った馬は強かったですね。ワーケアも伸びてくれましたが、今日は仕方がありません。運がなかったです。距離は延びても大丈夫だと思います。次は楽しみです」

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ヒューイットソン「すべてが噛み合えば…」

撮影:青山一俊

3着オーソリティ
L.ヒューイットソン騎手
「素晴らしい馬ですね。すべてが噛み合えば勝つ力はあると思います。ただ今日は噛み合わなかったところがあったぶんの3着でした」

4着 ブラックホール
石川裕紀人騎手
「今日はリズム重視で運んだおかげで、この馬らしい走りができました。勝った馬は強かったですけど、2、3着とは差がなかったですからね。本番では巻き返したいと思います」

5着 オーロアドーネ
三浦皇成騎手
「キャリア2戦目でまだ前向きな面もあるので、今日は折り合いに気をつけて運びました。そのおかげで道中は我慢して走ってくれましたよ。ただ勝負どころで他馬が早めに来たので、こちらも動かざるを得なくて・・・。そのぶん最後はキツくなってしまいました」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 8日、中山競馬場で行われた11R・弥生賞ディープインパクト記念(G2・3歳オープン・芝2000m)で2番人気、武豊騎乗、サトノフラッグ(牡3・美浦・国枝栄)が快勝した。1.3/4馬身差の2着に1番人気のワーケア(牡3・美浦・手塚貴久)、3着にオーソリティ(牡3・美浦・木村哲也)が入った。勝ちタイムは2:02.9(重)。

ディープインパクト産駒 サトノフラッグ

撮影:青山一俊

 弥生賞ディープインパクト記念と命名されたこのレースを、メンバー中唯一のディープ産駒であるサトノフラッグが見事に制した。鞍上に武豊騎手を迎えて2番人気に支持された。道中は中団やや後方に構えてじっくりと脚を溜める展開に。勝負どころでは馬場のいい外目を上がっていき、まさにその雰囲気はディープインパクトそのもの。ディープ産駒らしい差し脚で直線でもしっかりと脚を伸ばして見事に差し切り勝ちを決めた。

サトノフラッグ 4戦3勝
(牡3・美浦・国枝栄)
父:ディープインパクト
母:バラダセール
母父:Not For Sale
馬主:サトミホースカンパニー
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 サトノフラッグ
2着 ワーケア
3着 オーソリティ
4着 ブラックホール
5着 オーロアドーネ
6着 アラタ
7着 エンデュミオン
8着 ウインカーネリアン
9着 パンサラッサ
10着 メイショウボサツ
11着 ディヴィナシオン