毎日王冠追い切り
アストラエンブレム

まだ重賞勝ちこそないものの、オープンや重賞で差のない競馬を続けるアストラ
エンブレム（牡４、小島茂）。勝ち切れない印象はぬぐえないが、うまく噛み合えばいつでもタイトルに手が届く実力馬だ。

４日の最終追い切りは美浦南ウッドで併せ馬。先行したバイオンディップス（古馬準オープン）の内に潜り込むと、直線では軽く仕掛けられた程度で楽々と併入に持ち込んだ（４Ｆ５２・５?３８・４?１２・８秒）。

自ら手綱をとった小島茂調教師は「帰厩した当初は少しうるさかったけど、今はもう大丈夫。けさもリラックスして走っていましたよ」と好感触。続けて「近走は人気になっているぶん、いい位置から運んで差されていたけど、今度は立場が違いますからね。今回は腹をくくって後方から。ミルコ（デムーロ）もそういう競馬がいいと言っていたし、替わるジョッキー（戸崎）にもそういう話は伝えてあります。相手は強くなりますけど、この夏順調に使ってきた強みと、この馬に合う立ち回りをして、どれだけやれるか」と展望を語った。