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矢作師「寂しいですね」リスグラシュー引退式が行われる
2020/1/20 05:55
2018年エリザベス女王杯(G1)、2019年宝塚記念(G1)、コックスプレート(G1)、有馬記念(G1)などを制し、2019年の年度代表馬に選出されたリスグラシュー(牝6・栗東・矢作芳人)の引退式が19日京都競馬場で行われました。同馬は、北海道勇払郡安平町のノーザンファームにて繁殖馬となる予定です。
関係者のコメントは以下のとおりです。
矢作芳人調教師
「もったいないです。寂しいですね。これ以上の馬に巡り合えないのではというくらい、5歳になって進化してくれましたし、何も言うことは無いです。リスグラシューに感謝しています。良い仔を産んでもらって、吉田社長と秋田社長にお願いして子供を預からせてもらう予定なので、子供を連れて新しい京都競馬場に戻ってきたいと思いますので、また皆さん応援をよろしくお願いします」
岡勇策調教助手
「このような馬に携わらせていただいて本当に有難く思います。3歳の頃から比べると5歳になってからは跨った瞬間に違うなと感じさせてくれるような成長がありました。ありがとうしかないですし、お疲れ様でした」
北口浩幸厩務員
「一昨年までは悔しい思いを沢山しましたけど、去年については、本当にありがとうという気持ちしかないです。言葉がありません」
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吉田勝己氏「一番良い相手をよく考えたい」
生産者ノーザンファーム(代表:吉田勝己氏)
「だんだん強くなっていって、体が出来てきて、どんどん変わっていった馬でした。繁殖として、まだ最初の相手は決まってないのですが、一番良い相手をよく考えたいと思います」
馬主:有限会社キャロットファーム(代表取締役社長:秋田博章氏)
「多くのファンの方に集まっていただき、大変有難く思っております。長い間応援してくれた皆さんが集まってくれたので、リスグラシューも喜んでいると思います。2歳の時は可憐な百合の花のような馬で、3歳、4歳夏頃までは、多少の背中・腰に弱いところがあって、本当の力が出せずにいました。GⅠで善戦していましたが、勝てませんでした。夏の3ヶ月で体重も増えて、身体がしっかりしてきて、海外遠征で精神面も強くなりました。そして最後にはGⅠを3連勝するような馬になるとは想像していませんでしたが、それだけの能力を秘めていた馬だったのだと思います。来年から生まれてくる子供も含めてこれからも応援していただければと思います。ありがとうございました」
※JRA発表による