競馬ニュース 競馬ニュース

【BCクラシック】ソヴリンティが圧巻の勝利で有終の美…モット師「もう二度とこんな馬には出会えないかも」

中央競馬

2026/11/1 22:17

(手前)BCクラシック・ソヴリンティとJ.アルバラード騎手 (C)Jetta Vaughns/Eclipse Sportswire

 現地時間10月31日、アメリカ・キーンランド競馬場で行われたブリーダーズカップクラシック(G1・3歳以上・ダ2000m・賞金総額700万ドル)は、J.アルバラード騎乗のソヴリンティ(牡4・米・B.モット)が1馬身3/4差で快勝した。勝ちタイムは2分00秒36。2着にはザプーマ、さらに半馬身差の3着にはナイツブリッジが入った。

 ソヴリンティは蹄の膿瘍の影響で、9月のジョッキークラブゴールドカップを回避。今回の大一番に向けて状態を不安視する声もあったが、直線では力強い末脚を繰り出し、後続を寄せ付けなかった。

「残り1000mで勝てると感じた」

BCクラシック・ソヴリンティとJ.アルバラード騎手

 レースでは同厩舎のナイツブリッジが先手を奪う展開。ソヴリンティは道中で脚をため、勝負どころから徐々に進出すると、直線では外から一気に加速した。逃げ粘るナイツブリッジをかわして先頭に立つと、そのまま後続との差を広げてゴール。追い込んだザプーマにも反撃の機会を与えなかった。

 鞍上のアルバラード騎手は「残り1000mの地点で、もう勝てると感じていました。馬が自分からグイグイ引っ張っていくような手応えで、直線を向いて思い切り走らせるのが待ち遠しかったです」と振り返った。

 さらに「直線を向く前から、前にいる馬を全部かわしていくと分かっていました。しかも、まだ走り始めたばかりという感じでした」と、その手応えの良さを明かした。

 管理するビル・モット調教師にとっては、1995年のシガー、2010年のドロッセルマイヤーに続く3度目のBCクラシック制覇となった。

 レース後は「本当にほっとしています。この馬がどれほど強いか、私は分かっていましたから」と安堵の表情。「今日の勝利は特に大きかった。疑問を持っている人たちもいましたから。自分たちの立場を証明できたと思います」と語った。

 ソヴリンティについては「この馬は本当に特別です。もう二度と、こんな馬には出会えないかもしれません。今日の走りをご覧になったでしょう。素晴らしいレースでした」と絶賛。調教騎乗者や厩務員、助手らの名前を挙げ、チーム全体でつかんだ勝利であることも強調した。

通算13戦8勝、現役最後のレースで頂点に

勝利したソヴリンティと5着に敗れたフォーエバーヤング(右)(C)Casey Laughter and Scott Serio/Eclipse Sportswire/Breeders Cup

 ソヴリンティは今回のBCクラシックを最後に現役を引退することが発表されており、通算成績は13戦8勝。翌11月1日には、キーンランド競馬場から約5.5キロの場所にあるダーレー・アメリカのジョナベルファームへ移動する予定となっている。

 アルバラード騎手は引退について「うれしいような、寂しいような気持ちです。こんな走りを見せた直後に引退するなんて信じられません」と笑いながらコメント。「この馬はもう十分にやってくれましたし、次のキャリアがあります。最後を今日のような形で締めくくれたことを、本当にうれしく思います」と愛馬をねぎらった。

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください