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【QE2世ジュビリーS】転倒事故から復活したアルメラクが頂点へ…日本のサトノレーヴ惜しくも2着
9時間前
現地6月20日、英国王室の競馬の祭典「ロイヤルアスコット」最終日に行われたクイーンエリザベス2世ジュビリーステークス(G1・芝1200m)は、トム・マーカンド騎乗のアルメラク(牡4・英・W.ハガス)が優勝。日本から参戦したサトノレーヴ(牡7・美浦・堀宣行厩舎)との大接戦をハナ差で制し、G1初制覇を飾った。
【写真判定】わずかに遅れをとったサトノレーヴ…QE2世ジュビリーSレースはオーストラリアのジョリースターが残り1ハロン付近で先頭に立つ展開。しかしその直後にはサトノレーヴ、アルメラク、フランスのストールンキスが迫り、ゴール前では4頭が横一線となる大激戦に。最後はアルメラクがゴール寸前でサトノレーヴを捉え、ジョリースターが短アタマ差の3着、ストールンキスがさらにアタマ差の4着に続いた。
勝ったアルメラクは昨年、ヨーク競馬場のリステッド競走で前の馬に触れて転倒。その際、騎乗していたジム・クロウリー騎手は重傷を負い、馬自身も復帰まで長い時間を要した。事故後は慎重に調整が進められ、前走で復活勝利を飾り、今回の大舞台へ駒を進めていた。
管理するウィリアム・ハガス調教師は「ヨークの事故の後、馬は立ち直るまでに長い時間が必要でした。今年の春は無理をせず慎重に調整してきました。前走はリステッド競走でしたし、今回はまったく違うレベルの相手でしたが見事に対応してくれました」と復活劇を振り返った。
さらに「私たちは以前からこの馬を高く評価していました。大きくて力強い馬ですし、まだレース数も多くありません。今回の走りで新たなレベルに到達してくれました」と愛馬の成長を称えた。
「本来乗るのはジムだった」

騎乗したマーカンド騎手は、勝利の瞬間に真っ先にクロウリー騎手のことが頭に浮かんだという。
「勝ったと思った瞬間、最初に頭に浮かんだのはジムのことでした。この馬もジムも昨年の事故で大きなダメージを受けました。本来ならこの馬に乗っていたのは彼だったはずです」
続けて「今日は馬群の中で窮屈な競馬になりましたが、自分で状況を打開してくれました。まだ自信を完全に取り戻したわけではないかもしれませんが、本当に素晴らしい才能を持った馬です」と称賛した。
そのクロウリー騎手も「私たちは以前からG1級の馬だと信じていました。あれほど大きな事故を経験しながら、ここまで立て直したハガス師とチームには頭が下がります。複雑な気持ちもありますが、関係者全員のために本当に嬉しく思います」と喜びを語った。
なお、この勝利でハガス調教師はロイヤルアスコット通算21勝目、マーカンド騎手は同11勝目をマークした。
◇ロイヤルアスコット開催とは
英国王室が主催する競馬の祭典。毎年6月第3週にアスコット競馬場で開催され、世界各国のトップホースが集う。欧州競馬を代表するイベントのひとつとして知られている。
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