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カーインライジング、止まらない20連勝で世界最強を証明…秋はジ・エベレスト連覇へ
17時間前
香港スプリント界の絶対王者が、またひとつ歴史を塗り替えた。4月26日、シャティン競馬場で行われたG1・チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)で、カーインライジングが4馬身1/4差の圧勝。これで連勝は「20」に伸び、完璧なシーズンを締めくくった。
勝ち時計は1分07秒10。自身が持っていたトラックレコード(1分07秒12)をわずかに更新する形となり、これで直近2戦連続のレコード更新。さらにシャティン芝1200mの歴代高速タイム上位9つのうち、実に6つを同馬が占めるという異次元の支配力を見せつけた。
レースは序盤200mがスローペース。だが、そこからのギアの入り方が違った。直線で解き放たれると、ラスト400mは21秒52という鋭い末脚。これまで何度も見せてきたいつもの形で、あっさりと後続を置き去りにした。
道中は3番手の外で折り合い、鞍上のザック・パートンは残り300mで追い出すと、ほぼ持ったままの手応えで突き抜けた。ゴール前では無理に追うことすらなく、それでもサトノレーヴ以下との差は広がるばかりだった。
秋はジ・エベレスト連覇を目指す
レース後、パートン騎手は「とてもスムーズだった」と振り返る。「いいリズムで運べていたし、いつも通り走るだけだった。追い出してから少しバランスを取る時間はあったが、そこからの加速は素晴らしかった。かなり手応えにも余裕があった」と、圧倒的なパフォーマンスを淡々と語った。
管理するデビッド・ヘイズ調教師も、興奮を隠しきれない様子だった。「これだけ人気を背負うと、負けた時のことを考えてしまうもの。でも、この馬は期待を裏切らない。もはや歴代屈指の一頭と言っていい」と語る。
今後は一旦休養に入り、秋にはオーストラリアの芝レース最高賞金を誇るG1ジ・エベレストでの連覇を目指す予定。勢いはとどまる気配すらない。世界最強スプリンターの物語は、まだ続いていく。

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