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【東京大賞典】ルメール「勝った馬が強すぎました」レース後ジョッキーコメント
10時間前
12月29日、大井競馬場で行われたダートの総決算・東京大賞典(G1・ダ2000m)は、大井所属のディクテオンが、JRA勢を捩じ伏せるような差し切りを決めて、G1初制覇を飾った。単勝1.4倍に支持されていた1番人気ミッキーファイトは、惜しくもクビ差の2着に敗れた。
東京大賞典、レース後ジョッキーコメント
1着 ディクテオン
矢野貴之騎手
「もう心臓がバクバクして、何喋ろうか頭の整理が追いついてないです。想定よりも、いい位置で運べましたし、道中の雰囲気も非常に良くて、こんなに手応え良くていいのかなって、自分なりに気持ちを落ち着かせながら道中乗りました。勝つ雰囲気だなとは思ってました。本当にいい位置で運べたので、あとは馬の力を信じて必死で追いました。返し馬から非常に素軽い動きをしていたので、これはいい走りをしてくれるんじゃないかと思ってました。初めて乗せてもらった時は、全然進んでいかなくて、ちょっと位置取りというところで不安はあったんですけども、今日は自ら動いていく感じで、想定よりもいい位置で運べたので、この馬の力を全能力発揮できたと思います。僕が乗って勝てたというよりも、本当に陣営の方がうまく仕上げてくれて、馬も前向きになって一生懸命走ってくれた結果がこういうことになったと思います。多分陣営の方はもっと大きい舞台でというところを目指してると思いますので、自分なりにもっと努力して、この馬に相応しいジョッキーに、もっともっと努力したいと思います。朝早くから本当に多くの方にご来場いただき、嬉しい限りです。こういうレースを勝てたこと、まだ信じられません。これから、まだまだレースは続きますので、最後まで一生懸命頑張ります。またディクテオンが出てきた時は皆さんどうか応援してください。ありがとうございました」
2着 ミッキーファイト
C.ルメール騎手
「好きなポジションで乗ることができました。ペースもちょうど良かったです。向こう正面でだんだんペースアップしました。手応えはとても良く、直線ではよく頑張ってくれたけど、今日は勝った馬が強すぎました。2000mの距離はギリギリで、1800mがベスト。仕方ないです。精一杯走ってくれました。また来年頑張ります」
3着 アウトレンジ
松山弘平騎手
「良い状態で持ってきてもらえましたし、今日はスタートも良く前2頭を見ながらその内で脚も溜められました。直線向いたときは前半は内で溜められた分、なんとか交わせないかなというところだったんですが、上位2頭も強かったです。ただ、アウトレンジもそれに劣らない良い競馬をしてくれたと思います。相手も強かったですが、よく頑張ってくれました」
4着 キングズソード
岩田望来騎手
「良い位置で競馬はできました。最後脚が上がってしまったが、このメンバーで4着に来てくれたことは収穫でした」
5着 ホウオウルーレット
岩田康誠騎手
「力をつけられました。また来年もここに戻ってこれると思います」
戸崎「落ち着いて走れてはいたのですが…」

6着 ナルカミ
戸崎圭太騎手
「ハナに行こうかなと思ったんですが、1番が主張してきたので行かせて2番手で。一番気を付けていたのはテンションだったのですが、すごく落ち着いていて良い感じで迎えられました。2番手でも落ち着いて走れてはいたんですが、最後はちょっと反応し切れなかったです」
8着 グランブリッジ
新谷功一調教師
「男馬相手についていっていたし、ジョッキーもしっかり追って走ってくれました。無事に走ってくれて良かったです。(今後は繁殖入りで)1月7日に北海道へ向けて出発予定です」
11着 ナチュラルライズ
横山武史騎手
「難しい枠だなとは思っていたのですが、勝つには逆にこの内枠のほうが良いんじゃないかとも思っていました。ラチ沿いピッタリを走れますし、ナルカミとの先行争いで脚を使う形にはなってしまいましたけど、この子の一番力を発揮しやすいパターンに持ち込めたのは良かったです。キャンターのおろしもいつもより落ち着いていたので、そこは調教の成果かなと感じます。コンスタントに競馬も走っていますし、見えない部分の疲れがあったのかなと思います。いつもなら4コーナー、もう少し踏ん張れる馬ですし。初めての古馬との戦いでしたし、また改めてですね。馬はよく頑張ってくれました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
12月29日、大井競馬場で行われた9R・東京大賞典(G1・3歳上・ダ2000m)は、矢野貴之騎乗の7番人気、ディクテオン(せん7・大井・荒山勝徳)が勝利した。クビ差の2着に1番人気のミッキーファイト(牡4・美浦・田中博康)、3着に4番人気のアウトレンジ(牡5・栗東・大久保龍志)が入った。勝ちタイムは2:04.3(重)。
2番人気で戸崎圭太騎乗、ナルカミ(牡3・美浦・田中博康)は、6着敗退。
捩じ伏せるような差し切り

大井所属のディクテオンがJRA勢を捩じ伏せた。今年のコリアカップに次いでの大金星。ゴール前では押し切りを図った断然人気馬ミッキーファイトに外から襲いかかる。ゴール前では力強くクビだけ差し切っていた。
ディクテオン 31戦11勝
(せん7・大井・荒山勝徳)
父:キングカメハメハ
母:メーデイア
母父:キングヘイロー
馬主:G1レーシング
生産者:追分ファーム
【全着順】
1着 ディクテオン 矢野貴之
2着 ミッキーファイト C.ルメール
3着 アウトレンジ 松山弘平
4着 キングズソード 岩田望来
5着 ホウオウルーレット 岩田康誠
6着 ナルカミ 戸崎圭太
7着 ナンセイホワイト 安藤洋一
8着 グランブリッジ 川田将雅
9着 シーソーゲーム 笹川翼
10着 ナイトオブファイア 吉原寛人
11着 ナチュラルライズ 横山武史
12着 ベルグラシアス 町田直希
13着 ヒーローコール 桑村真明
14着 バハルダール 藤田凌
15着 パッションクライ 張田昂
出走取消 アラジンバローズ 下原理
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