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【東京大賞典】矢野「心臓がバクバクして、頭の整理が追いついてないです」大井所属ディクテオンが大金星
6時間前
12月29日、大井競馬場で行われたダートの総決算・東京大賞典(G1・ダ2000m)は、大井所属のディクテオンが、JRA勢を捩じ伏せるような差し切りを決めて、G1初制覇を飾った。単勝1.4倍に支持されていた1番人気ミッキーファイトは、惜しくもクビ差の2着に敗れた。
東京大賞典、勝利ジョッキーコメント
1着 ディクテオン
矢野貴之騎手
「もう心臓がバクバクして、何喋ろうか頭の整理が追いついてないです。想定よりも、いい位置で運べましたし、道中の雰囲気も非常に良くて、こんなに手応え良くていいのかなって、自分なりに気持ちを落ち着かせながら道中乗りました。勝つ雰囲気だなとは思ってました。本当にいい位置で運べたので、あとは馬の力を信じて必死で追いました。返し馬から非常に素軽い動きをしていたので、これはいい走りをしてくれるんじゃないかと思ってました。初めて乗せてもらった時は、全然進んでいかなくて、ちょっと位置取りというところで不安はあったんですけども、今日は自ら動いていく感じで、想定よりもいい位置で運べたので、この馬の力を全能力発揮できたと思います。僕が乗って勝てたというよりも、本当に陣営の方がうまく仕上げてくれて、馬も前向きになって一生懸命走ってくれた結果がこういうことになったと思います。多分陣営の方はもっと大きい舞台でというところを目指してると思いますので、自分なりにもっと努力して、この馬に相応しいジョッキーに、もっともっと努力したいと思います。朝早くから本当に多くの方にご来場いただき、嬉しい限りです。こういうレースを勝てたこと、まだ信じられません。これから、まだまだレースは続きますので、最後まで一生懸命頑張ります。またディクテオンが出てきた時は皆さんどうか応援してください。ありがとうございました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
12月29日、大井競馬場で行われた9R・東京大賞典(G1・3歳上・ダ2000m)は、矢野貴之騎乗の7番人気、ディクテオン(せん7・大井・荒山勝徳)が勝利した。クビ差の2着に1番人気のミッキーファイト(牡4・美浦・田中博康)、3着に4番人気のアウトレンジ(牡5・栗東・大久保龍志)が入った。勝ちタイムは2:04.3(重)。
2番人気で戸崎圭太騎乗、ナルカミ(牡3・美浦・田中博康)は、6着敗退。
【写真】大井所属ディクテオンが大金星…東京大賞典捩じ伏せるような差し切り

大井所属のディクテオンがJRA勢を捩じ伏せた。今年のコリアカップに次いでの大金星。ゴール前では押し切りを図った断然人気馬ミッキーファイトに外から襲いかかる。ゴール前では力強くクビだけ差し切っていた。
ディクテオン 31戦11勝
(せん7・大井・荒山勝徳)
父:キングカメハメハ
母:メーデイア
母父:キングヘイロー
馬主:G1レーシング
生産者:追分ファーム
【全着順】
1着 ディクテオン 矢野貴之
2着 ミッキーファイト C.ルメール
3着 アウトレンジ 松山弘平
4着 キングズソード 岩田望来
5着 ホウオウルーレット 岩田康誠
6着 ナルカミ 戸崎圭太
7着 ナンセイホワイト 安藤洋一
8着 グランブリッジ 川田将雅
9着 シーソーゲーム 笹川翼
10着 ナイトオブファイア 吉原寛人
11着 ナチュラルライズ 横山武史
12着 ベルグラシアス 町田直希
13着 ヒーローコール 桑村真明
14着 バハルダール 藤田凌
15着 パッションクライ 張田昂
出走取消 アラジンバローズ 下原理
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