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【有馬記念】C.デムーロ「去年のリベンジ出来て嬉しい」3歳馬ミュージアムマイルが戴冠

中央競馬

8時間前

有馬記念・ミュージアムマイルとC.デムーロ騎手

 12月28日、日本中の競馬ファンの視線が集まった第70回有馬記念(G1・芝2500m)が中山競馬場で行われ、3番人気に支持された3歳馬ミュージアムマイルが古馬勢を撃破。世代の勢いを示す走りでG1・2勝目を挙げた。一方、牝馬として史上初の有馬記念連覇がかかっていた1番人気レガレイラは後方から鋭く脚を伸ばしたものの、届かず4着。新旧世代の力が交錯する、見応えある一戦となった。

有馬記念、勝利ジョッキーコメント
1着 ミュージアムマイル
C.デムーロ騎手
「最後の日で勝てて本当に嬉しかったです。去年のリベンジが出来てすごく嬉しく思いますし、レガレイラに自分の夢を断たれてしまったので、今回自分の夢をつかむことができてとても嬉しく思います。ダノンデサイルが1番強敵だと思っていましたので、道中はずっとダノンデサイルの後ろで競馬をしていましたし、最後ダノンデサイルを4コーナーに見た時に、自分の進路を作ってくれるんだと信じて外に回して進路ができました。70周年の有馬記念なので、そういう時に勝ててすごく嬉しかったです」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 12月28日、中山11Rで行われた第70回有馬記念(3歳上オープン・G1・芝2500m・1着賞金=5億円)は、C.デムーロ騎乗の3番人気、ミュージアムマイル(牡3・栗東・高柳大輔)が勝利した。1/2馬身差の2着に12番人気のコスモキュランダ(牡4・美浦・加藤士津八)、3着に2番人気のダノンデサイル(牡4・栗東・安田翔伍)が入った。勝ちタイムは2:31.5(良)。

 1番人気でC.ルメール騎乗、レガレイラ(牝4・美浦・木村哲也)は、4着敗退。

【写真】3歳馬ミュージアムマイルが戴冠…有馬記念

大混戦のゴール前

有馬記念・ミュージアムマイルとC.デムーロ騎手

 C.デムーロ騎手の見事な手綱さばきで、3歳馬ミュージアムマイルが鮮やかな差し切りを決めた。直線では伏兵コスモキュランダが抜け出して波乱を予感させるも、道中後方で待機していたミュージアムマイルが大外から猛追。坂を勢いよく駆け上がり、ゴール寸前でコスモキュランダを測ったように交わし去った。殊勲のクリスチャン・デムーロ騎手は「本当にうれしい。ラストday良かった」と日本語で喜びの第一声を届けた。

◇有馬記念とは
中山競馬場・芝2500mを舞台に行われるG1競走で、ファン投票によって出走馬も選ばれる日本競馬でも特別な一戦。1956年に「中山グランプリ」として創設され、翌1957年、創設に尽力した有馬理事長の名を冠して「有馬記念」と改称された。1年を締めくくる“日本競馬の総決算”として位置づけられ、世代や所属を超えたトップホースが一堂に会する年末最大級のビッグイベント。

現在は枠順を公開抽選で決定する方式が導入され、日本中央競馬会のイメージキャラクターが抽選に参加する演出も恒例となった。また、有馬記念を最後にターフを去る名馬も少なくなく、ラストランに懸ける陣営とファンの想いが交錯する舞台として、数々の名勝負と感動的なドラマを生み出してきた。まさに、競馬界の年末を象徴する一戦である。

ミュージアムマイル 10戦5勝
(牡3・栗東・高柳大輔)
父:リオンディーズ
母:ミュージアムヒル
母父:ハーツクライ
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ミュージアムマイル C.デムーロ
2着 コスモキュランダ 横山武史
3着 ダノンデサイル 戸崎圭太
4着 レガレイラ C.ルメール
5着 サンライズジパング 鮫島克駿
6着 タスティエーラ 松山弘平
7着 ジャスティンパレス 団野大成
8着 エキサイトバイオ 荻野極
9着 マイネルエンペラー 丹内祐次
10着 シュヴァリエローズ 北村友一
11着 アドマイヤテラ 川田将雅
12着 エルトンバローズ 西村淳也
13着 メイショウタバル 武豊
14着 シンエンペラー 坂井瑠星
15着 アラタ 大野拓弥
16着 ミステリーウェイ 松本大輝

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