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ミッキーファイト、ルメールと頂点へ…年末ダートの祭典・東京大賞典

JBCクラシック・ミッキーファイトとC.ルメール騎手 (C)Hiroki Homma

 いよいよ暮れの大一番が迫ってきた。有馬記念の翌日にもビッグレースが控えている。12月29日、大井競馬場で行われるダートG1・東京大賞典だ。

 Jpn1、2連勝で臨むのはミッキーファイト。3歳の昨年はジャパンダートクラシックJpn1でフォーエバーヤングに1馬身4分の1差まで詰め寄った馬だ。その後、名古屋大賞典Jpn3で古馬相手に重賞を勝つと、今年はフェブラリーステークスG1で3着と、常に大舞台で活躍を見せてきた。

 Jpn1初制覇を掴み取ったのはこの夏の帝王賞。クリストフ・ルメール騎手は将来性を高く評価してこう言った。

「今日は未来のダートのスーパースターホースを見られたと思います」

 その言葉を裏付けるかのごとく、秋初戦となったJBCクラシックも完勝。陣営はこれまで左回りは体のバランスが整うまで避けてきたが、左回りの船橋で見せた強さは成長の証でもあるだろう。ルメール騎手も不安はなかったようで、「初めての船橋コースでしたが、心配もなく乗りやすかったです。馬の状態も完璧で、帝王賞よりも良かった。向正面からすごくいい脚を使ってくれました」と話した。

【動画】過去5年東京大賞典ダイジェスト

この秋絶好調のルメール騎手

C.ルメール騎手 (C)東京シティ競馬

 そして、この時もまた名言が飛び出す。関西弁で「強いわ!」と称したのだ。そうなると、東京大賞典ではどんな勝ち方をするかに加え、“ルメール語録”にも注目したくなる。東京大賞典の舞台となるダート2000mは、大井のチャンピオンコースとも言われる。ミッキーファイト自身は帝王賞で勝った舞台で、ルメール騎手も2008年東京大賞典をカネヒキリ、15年ジャパンダートダービーをノンコノユメ、18年帝王賞をゴールドドリームで制覇。人馬共に攻略済みというわけだ。

 この秋はルメール騎手がJRAのG1を3連勝し、「G1はルメールを買っておけば間違いない」と言われた。2025年締めくくりのG1もルメール騎手が大仕事をやってのけるだろう。東京大賞典は12月29日大井第9レース、15時40分発走予定。

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