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安田記念覇者ツルマルボーイが死す…功労馬として余生を過ごす

中央競馬

13時間前

(C)競馬のおはなし

 2004年の安田記念(G1)などを制した名馬ツルマルボーイ(せん27)が、11月24日(月)に永眠した。公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル功労馬繋養支援事業の助成対象馬で、埼玉県本庄市の駿ホースクラブに繋養され、余生を過ごしていた。

 ツルマルボーイは1998年生まれ。競走馬時代は国内で32戦7勝を挙げ、2002年の中京記念(G3)、金鯱賞(G2)を制覇。2004年には安田記念(G1)を勝ち、トップマイラーとして確かな足跡を残した。

「寂しがり屋な一面も」

 2015年からは駿ホースクラブで余生を送り、10年にわたり穏やかな時間を過ごしてきた。所有者の駿ホースクラブは、「プライドが高く、それでいて寂しがり屋な一面を持つ馬で、知れば知るほど好きになる魅力的な存在だった」と振り返る。YouTubeなどを通じて多くの人に親しまれ、仕草や行動の一つひとつが“超一流”だったという。

 競走馬時代からファンの多い馬で、引退後も全国から多くのファンが訪れ、生牧草が届けられるなど、晩年まで深い愛情に包まれていた。クラブ関係者は「今は心にぽっかりと穴が空いたような気持ち。幸せな時間をありがとうございました」と感謝の言葉を寄せている。

 名馬として、そして功労馬として多くの人に愛され続けたツルマルボーイ。その存在は、これからもファンの記憶の中で生き続けていく。

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