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藤岡佑介、和田竜二ら4名が調教師試験に合格…JRA新規調教師免許試験合格者を発表
8時間前
JRAは、2026年度(令和8年度)の新規調教師免許試験合格者を発表し、古賀大生氏、藤岡佑介騎手、三樹祐輔氏、和田竜二騎手の4名が合格したことを明らかにした。今年度の試験は118名が応募し、一次試験の受験者118名、一次合格者14名を経て、二次試験受験者14名のうち4名が最終合格を果たした。
藤岡騎手は2004年のデビュー以来、JRA通算1101勝(JRA主催のみ)を挙げ、長く第一線で活躍してきた。調教師試験合格の知らせを受け、「非常にたくさんの方にご協力と応援をいただいたので、その方々に良い報告ができることが本当にうれしいですし、ほっとしました」と胸の内を語った。また、調教師を志した理由について「後に続く後進を育てたい、良いジョッキーを育てたいという気持ちになったので、調教師になることがそれに最も近づける方法であると考えました」と答え、「調教師になって競馬サークルに貢献できる人を育てたいと思ったのが一番の理由です」と明かしている。将来的には「有馬記念を勝ちたい」と目標も掲げた。
来年2月末で引退
一方、1996年デビューで通算1531勝(JRA主催のみ)を挙げてきた和田騎手も合格者に名を連ねた。「昨年、一次試験後に怪我をしてしまい、勉強を続けることが大変だった。家族や多くの方に支えていただき、この結果が出て本当にほっとしています」と率直な思いを語った。騎手引退後の道として調教師を目指した理由には、師匠である岩元市三元調教師への憧れがあったといい、「馬やオーナー、お客様に誠実に向き合う調教師を目指したい。競走馬のその後の生活も含め、長いビジョンで厩舎を作りたい」と抱負を口にした。目標のレースには「騎手として勝てなかった日本ダービー」を挙げている。
なお、新規調教師免許の有効期間は原則翌年1月1日からとなるが、藤岡騎手と和田騎手の免許始期は本人申請により2026年3月1日からとなる予定だ。今後は長年の騎手生活で培われた経験がどのように厩舎運営に生かされるのか、競馬ファンと関係者から大きな期待が寄せられている。

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