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【マイルCS】英ドックランズは9着「ゴールまでよく走ってくれた」レース後ジョッキーコメント

中央競馬

2025/11/24 07:25

マイルCS・ドックランズとM.ザーラ騎手

 11月23日、京都競馬場で行われたG1・マイルチャンピオンシップ(芝1600m)は、1番人気のジャンタルマンタルが盤石のレース運びで快勝。G1・4勝目をマークしてまさにマイルチャンピオンとしての貫禄を示した。イギリスから参戦した外国馬ドックランズは後方から運んだものの9着まで。

マイルCS、レース後ジョッキーコメント
1着 ジャンタルマンタル
川田将雅騎手
「チャンピオンであることを証明できてホッとしています。前回敗れてはしまいましたが、とてもいい雰囲気で前哨戦を終えて、馬が良くなることを想定してここに向かいましたけれども、とても素晴らしい状態で連れてきていただいたのを返し馬で感じましたし、レースも彼の気持ちを優先しながら、リズムを取りながら、とてもいい感じで走れていました。(動き出しの反応は)手応え通りとてもスムーズでした。とてもいい動きができてて、西日が後ろから刺してますので、陰で後ろの馬たちを確認したんですけど、迫ってこれる馬がいなかったので、勝つことを確信しました。2歳のG1も勝ち、NHKマイルも勝ち、日本において男馬が出走できるマイルのG1を全て勝ちましたから、しっかりと胸を張って、この馬がこのカテゴリーのチャンピオンだと自信を持って言える競馬でした。まずは何よりここを絶対勝ちたいという思いで、富士ステークスもここもと準備しましたし、こうして勝ち切れたことを褒めてあげたいと思います。繰り返しますが、マイルのG1全て取ることができてましたので、これは一重に彼の能力の高さと関わる関係者の日々の努力のおかげなので、またこうして勲章を手に入れることができてよかったなという思いです。朝からたくさんのお客さんがいらっしゃってて、メインレース1番人気のこの馬が素晴らしい走りで皆さんの期待に応えてくれたと思いますので、これをいい思い出としてもらえたらなと思います。また競馬場に足を運んでください。ありがとうございました」

2着 ガイアフォース
横山武史騎手
「理想はもう一列前でしたが、理想的なポジションではなかったのですが、ジャンタルマンタルの後ろにつけられたのは良かったです。終いも手前を替えてから脚を使ってくれましたが、勝った馬が強かったです。よく頑張ってくれたと思います」

3着 ウォーターリヒト
高杉吏麒騎手
「流れも向いてよく頑張ってくれました。馬は良くなると思います」

4着 オフトレイル
菅原明良騎手
「スタートは普通に出てくれましたし、折り合いを気にしながら焦らず乗りました。最後は詰めてきましたが、もう少し攻めて乗っても良かったのかもしれません。G1で良いところまで来てくれて力があるところは証明出来たと思います」

5着 エルトンバローズ
西村淳也騎手
「自分のやりたいレースは出来ました。昔のエルトンバローズに戻ってきてくれているので、また頑張ってくれると思います」

【写真】ジャンタルマンタルが春秋マイルG1制覇…マイルCS

C.デムーロ「直線での反応がジリジリでした」

6着 ソウルラッシュ
C.デムーロ騎手
「スタートが良く、ある程度の位置で競馬は出来ましたが、直線での反応がジリジリでした。次は期待出来ると思います」

7着 アスコリピチェーノ
C.ルメール騎手
「スタートは良かったです。良いポジションで勝った馬の隣で良い競馬が出来ました。内で良く頑張ってくれましたが、ギアアップが出来ませんでした」

8着 マジックサンズ
武豊騎手
「折り合いに専念する競馬でした。リズム良く運べてラストはこの馬なりに伸びていますし、今後が楽しみです」

9着 ドックランズ
M.ザーラ騎手
「馬は本当によく頑張ってくれました。後方の位置取りになりましたが、ゴールまで馬はよく走ってくれたと思います。」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 11月23日、京都11Rで行われた第42回マイルチャンピオンシップ(3歳上オープン・G1・芝1600m・1着賞金=1億8000万円)は、川田将雅騎乗の1番人気、ジャンタルマンタル(牡4・栗東・高野友和)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒3(良)。

 2着に4番人気のガイアフォース(牡6・栗東・杉山晴紀)、3着に15番人気のウォーターリヒト(牡4・栗東・石橋守)が入った。

危なげなく好位から抜け出す

マイルCS・ジャンタルマンタルと川田将雅騎手

 川田将雅騎乗の1番人気、ジャンタルマンタルが好位3番手から抜け出してG1・4勝目をマーク。牡馬として出走できる国内マイルG1を完全制覇した。スタート直後はダッシュよく3番手でいつでも抜け出せる構えの盤石のレース運び。勝負どころでも絶好の手応えで、直線では馬場の真ん中へ持ち出してあっさりと抜け出した。

 マイルチャンピオンシップを勝ったジャンタルマンタルは、父パレスマリス 、母インディアマントゥアナ 、母の父Wilburn という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。通算成績は10戦6勝。重賞は2023年デイリー杯2歳ステークス(G2)、朝日杯フューチュリティーステークス(G1)、2024年NHKマイルカップ(G1)、2025年安田記念(G1)に次いで5勝目。鞍上の川田将雅騎手は同レース 初勝利、管理する高野友和調教師は2勝目。

◇マイルチャンピオンシップとは
スピードと瞬発力が求められ、短距離と中距離の実力馬が激突する“マイル王決定戦”。春の安田記念と並ぶ日本のマイル路線の頂点で、秋のチャンピオンを決める重要な一戦。1984年に創設されたG1レースで、歴代にはタイキシャトル、デュランダル、モーリスなど名マイラーが名を連ね、海外馬が参戦する年もあるなど国際的な注目度も高い。

【全着順】
1着 ジャンタルマンタル 川田将雅
2着 ガイアフォース 横山武史
3着 ウォーターリヒト 高杉吏麒
4着 オフトレイル 菅原明良
5着 エルトンバローズ 西村淳也
6着 ソウルラッシュ C.デムーロ
7着 アスコリピチェーノ C.ルメール
8着 マジックサンズ 武豊
9着 ドックランズ M.ザーラ
10着 チェルヴィニア T.マーカンド
11着 トウシンマカオ 団野大成
12着 レーベンスティール D.レーン
13着 カンチェンジュンガ 藤岡佑介
14着 シャンパンカラー 坂井瑠星
15着 ロングラン 岩田康誠
16着 ラヴァンダ 岩田望来
17着 ワイドラトゥール 北村友一
18着 ウインマーベル 松山弘平

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