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宮下瞳騎手が引退…調教師試験に合格
2025/11/22 09:02
愛知県競馬組合は、名古屋けいば所属の宮下瞳騎手が引退することを発表した。宮下騎手は歴代女性騎手最多の通算1381勝(11月19日現在)を挙げ、昨年春には黄綬褒章を受章するなど、長年にわたり地方競馬界を代表する存在として活躍してきた。
引退記念セレモニーは11月26日(水)に名古屋競馬場第6R終了後(17時30分頃)にウィナーズサークルで行われる予定。
女性騎手のパイオニア
宮下騎手は1977年生まれ、鹿児島県出身。1995年に騎手免許を取得後、地方競馬でデビュー。2011年に一度騎手免許を返上したが、2016年に再取得して復帰を果たした。以降も第一線で活躍を続け、地方通算1万5447戦1381勝をマーク。NARグランプリ優秀女性騎手賞を14度、特別賞を5度受賞するなど数々の栄誉を手にしてきた。
さらに同日、愛知県競馬組合から発表された「令和7年度第2回調教師・騎手免許試験合格者」において、宮下騎手が調教師試験に合格したことも明らかになった。免許は12月1日付で発効される。
女性騎手のパイオニアとして第一線を走り続けた宮下騎手が、引退後は調教師として新たなキャリアをスタートさせる。調教師としてどのような手腕を発揮するか注目が集まる。

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