競馬ニュース
【アルゼンチン共和国杯】松本「すべての関係者と馬に感謝」伏兵ミステリーウェイが重賞初制覇
2025/11/9 20:40
11月9日、東京競馬場で行われたG2・アルゼンチン共和国杯(芝2500m)は、9番人気の伏兵ミステリーウェイの大逃げが炸裂した。直線では各馬横並びの大接戦。ハンデ戦らしい一戦で、最内でしぶとく粘り込んだ同馬が重賞初制覇を飾った。
アルゼンチン共和国杯、勝利ジョッキーコメント
1着 ミステリーウェイ
松本大輝騎手
「正直そこまで自信はなくて、ただ自信のあるなし関係なく、この馬の気持ちを最大限に走る方向に向かえるだけが僕の仕事だと思っていたので、それが上手くいったのかなと思います。前走も今回も形的には大逃げになっていますが、この馬のペースがそうなっているだけで、プランというかこの馬と一緒に走れればいいなとしか考えていなかったです。地道に力をつけてくれて、僕自身も5年目で成績も出せていない中、乗せていただけたことに感謝ですし、その中で結果を出せたことが嬉しく思います。直線で並ばれた時にはちょっと反応が鈍いかなと思ったのですが、そこまでのお釣りがあった分、最後も伸びてくれていましたし、結果的に良かったのかなと思います。僕をここまでサポートしてくれているすべての関係者の方々と、僕にここまで技術をつけてくれた馬たちに感謝が大きいです」
レース結果、詳細は下記のとおり。
11月9日、東京競馬場で行われた11R・アルゼンチン共和国杯(G2・3歳上オープン・ハンデ・芝2500m)は、松本大輝騎乗の9番人気、ミステリーウェイ(せん7・栗東・小林真也)が勝利した。1/2馬身差の2着に1番人気のスティンガーグラス(牡4・美浦・木村哲也)、3着に3番人気のディマイザキッド(牡4・美浦・清水英克)が入った。勝ちタイムは2:30.2(良)。
2番人気で戸崎圭太騎乗、ホーエリート(牝4・美浦・田島俊明)は、6着敗退。
4コーナーで引きつけてからもうひと伸び

松本大輝騎乗の9番人気、ミステリーウェイの大逃げが炸裂した。レース前半から大きく後続を突き放した大逃げを展開。しかし、3、4コーナー中間では一旦後続が押し寄せてきており、そのまま馬群に飲まれてしまうかと思われた。しかし、直線に入ると二の脚を発揮して粘りに粘り込んだ。外から後続が迫ってきていたものの、結果的に再び突き放す形となり、鮮やかな逃げ切りV。人馬ともに嬉しい重賞初制覇となった。
ミステリーウェイ 36戦6勝
(せん7・栗東・小林真也)
父:ジャスタウェイ
母:ジプシーハイウェイ
母父:High Chaparral
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム
【全着順】
1着 ミステリーウェイ 松本大輝
2着 スティンガーグラス C.ルメール
3着 ディマイザキッド 岩田望来
4着 セレシオン 荻野極
5着 シュトルーヴェ 鮫島克駿
6着 ホーエリート 戸崎圭太
7着 マイネルカンパーナ 津村明秀
8着 ボーンディスウェイ 木幡巧也
9着 ニシノレヴナント 野中悠太郎
10着 プラダリア 亀田温心
11着 ボルドグフーシュ 横山武史
12着 ローシャムパーク A.プーシャン
13着 ハギノアルデバラン 原優介
14着 サスツルギ 北村宏司
15着 ワイドエンペラー 藤岡佑介
16着 メイショウブレゲ 石橋脩
17着 ショウナンアデイブ 池添謙一
18着 ギャラクシーナイト 菅原明良

コメントを書く