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【JBCスプリント】松山「3着に踏ん張ってくれた」レース後ジョッキーコメント

地方競馬 船橋ケイバ

2025/11/4 06:09

JBCスプリント・サンライズアムールと松山弘平騎手 (C)Hiroki Homma

 11月3日、船橋競馬場で行われた交流G1・JBCスプリント(ダ1000m)は、大井所属のファーンヒルが鮮やかな逃げ切りを決めた。2着には初ダート挑戦のママコチャが勢いよく迫ったものの惜しくも並びかけるまでには至らなかった。

JBCスプリント、レース後ジョッキーコメント
1着 ファーンヒル
笹川翼騎手
「無事にこの馬にJpn1のタイトルを取らせることができて非常に嬉しく思っています。これも厩舎の皆さんのおかげだと思っていますので、本当に感謝してもしきれません。(馬の状態は)抜群でした。いろいろレース前は考えていたのですが、乗ったら迷わず自信を持って、この馬を信じて乗るだけだと確信するくらい良い出来でした。(作戦は)出てから決めようと思っていたのですが、スタートも決まりましたし自信あったので、これでだめならしょうがないという気持ちで乗せていただきました。(ゴールした瞬間は)嬉しいのとホッとしたのとどちらもですが、やはりJBCという地方競馬の祭典で、地方競馬所属の馬が勝てたことはすごく大事なことですし、その鞍上に僕がいたのは幸せなことだと思いました。きょうは応援ありがとうございました。皆様の応援が力になって、1番取ることができました。また頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

荒山勝徳調教師
「ファーンヒルを1からここまで、順調にホップステップジャンプまでいってくれて、うれしく思いますしびっくりもしています。間があったほうが、ファーンヒルに力が出せるということで、前走のアフターファイブが終わってから牧場のほうに放牧に出して、また体調をリフレッシュさせて、1か月前に帰郷をして最終調整を行なったという感じです。 やはり手早い馬もいますので、翼には出たところで決めればいいんじゃない?という話はしておりました。なんとか最後までしのいでくれっていう感じで見てたんですけど、ゴール入った瞬間はちょっとふわっとしましたね。本当に今年は、なんかすべてがうまくいっているような感じがするので、これを続けられるような、しっかりした厩舎に、今後もなっていかなきゃいけないなという思いはあります。きょうJBCスプリント、ファーンヒル勝つことができました、このあとはまたオーナーとも相談してたんですけれども、ここまで力がある馬なので、来年は海外も視野に入れながら考えていきたいなと思ってますので、まだそのときは応援よろしくお願いします」

3着 サンライズアムール
松山弘平騎手
「1番枠はすごく良かったと思いますし、1000mですし行けたら行くつもりでした。行けたら一番良かったんですが、その中でも逃げ馬の後ろでしっかり競馬をしてくれました。4コーナーを回るときは手応えも良かったですし、やれるかなという所まで来ましたが、最後はこちらが苦しくなって、後ろの馬に交わされてしまいました。それでもよく3着に踏ん張ってくれました。正直1000mは少し忙しかったかなと思います」

【レース動画】JBCスプリント

武豊「1000mは1ハロン短い」

JBCスプリント・チカッパと武豊騎手 (C)Hiroki Homma

4着 チカッパ
武豊騎手
「いいレースが出来ました。ただ1000mは 1ハロン短いです。対応はしてくれましたが。状態は良い頃に戻っている感じでしたし、またすぐチャンスがあると思います」

5着 クロジシジョー
戸崎圭太騎手
「1200mでも追走が忙しい感じですので、1000mがどうかなと思っていました。返し馬では状態が良く、ついていくにはついていけましたが、ポジションはやはり後ろになってしまいました。1200mだと差し込めるところを1000mだと少し距離が足りないかなという感触はありました。最後は良い脚で走ってくれています。フリオーソの子ということで、すごく僕も思い入れを感じながら乗せてもらいました。良いレースに参加出来たと思います」

14着 テイエムスパーダ
松若風馬騎手
「スタートで一歩目はトモを滑らせましたが、その後はバランスも良かったです。ただ芝ほど進みは良くありませんでした」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

11月3日、船橋10Rで行われたJBCスプリント(3歳上オープン・Jpn1・ダ1000m・1着賞金=8000万円)は、笹川翼騎乗の5番人気、ファーンヒル(牡6・大井・荒山勝徳)が快勝した。1馬身差の2着に1番人気のママコチャ(牝6・栗東・池江泰寿)、3着に3番人気のサンライズアムール(牡6・栗東・小林真也)が入った。勝ちタイムは0:58.8(稍重)。

 2番人気で池添謙一騎乗、ドンフランキー(牡6・栗東・斉藤崇史)は、10着敗退。

JRAから移籍後3連勝で交流G1制覇

JBCスプリント・ファーンヒルと笹川翼騎手 (C)Hiroki Homma

 笹川翼騎乗の5番人気、ファーンヒルが鮮やかな逃げ切りを決めてJRA勢を撃破し、交流G1初制覇を飾った。同馬は2021年にJRAでデビュー、オープンまで上がったがその後は勝ち星がなく、今年の7月には地方へ移籍して重賞連勝と、能力の衰えを感じさせない走りを見せていた。ダート1000mでの適性も高く、このレースでも軽快なスピードで主導権を握ると、強豪を完封。素晴らしいスピードを見せつけた。

ファーンヒル 28戦7勝
(牡6・大井・荒山勝徳)
父:キンシャサノキセキ
母:ラブディラン
母父:ディラントーマス
馬主:カナヤマホールディングス
生産者:谷岡牧場

【全着順】
1着 ファーンヒル 笹川翼
2着 ママコチャ 川田将雅
3着 サンライズアムール 松山弘平
4着 チカッパ 武豊
5着 クロジシジョー 戸崎圭太
6着 カジノフォンテン 張田昂
7着 コパノパサディナ 横山武史
8着 ザイデルバスト 本橋孝太
9着 マックス 御神本訓史
10着 ドンフランキー 池添謙一
11着 ギャルダル 本田正重
12着 エンテレケイア 吉原寛人
13着 シアージスト 矢野貴之
14着 テイエムスパーダ 松若風馬

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