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【BCクラシック】フィアースネス、最内の呪縛で3着…日本馬フォーエバーヤングの影を追う形に
2025/11/2 20:40
上位人気の一角で、昨年はフォーエバーヤングに先着しての2着だったフィアースネスは、今年は3着にとどまった。道中はフォーエバーヤングにしっかりとマークされてインに収まったままレース後半へ。密集した馬群の中で身動きが取れず、直線まで来てようやく外へ進路を切り替えて伸びてきたが時すでに遅し。最後はシエラレオーネからも交わされてしまい、昨年の雪辱とはならなかった。
3着 フィアースネス
T.プレッチャー調教師
「難しい位置取りになってしまいました。ペースメーカーの内側にいる形だったので、『ハナを取りに行ってペースメーカーとやり合うか』、あるいは『どこかに収まるか』のどちらかを選ばなければなかったんです。結果としては、無理せず収まれる位置に落ち着かせました。馬自身はその形をうまくこなしていたように見えました。ヴェラスケス騎手が言うには、コーナーで日本馬から外からかなり押し込まれるような場面があったそうです。最終的には、外に動いた馬が出たことでようやく進路が開き、そこからはしっかりと伸びてくれました。悪くない走りでしたが、理想的な展開ではありませんでした。今回1番枠を引いた時点で、ある程度動きを制限されることは覚悟していました。そういう巡り合わせだった、ということだと思います」
レース結果、詳細は下記のとおり。
現地時間11月1日、アメリカ・デルマー競馬場で行われた、ブリーダーズカップクラシック(G1・ダ2000m)は、坂井瑠星騎乗のフォーエバーヤング(牡4・栗東・矢作芳人)が、日本馬初の同レース制覇を果たした。勝ちタイムは2:00.19(良)。
2着にシエラレオーネ(牡4・C.ブラウン)、3着にフィアースネス(牡4・T.プレッチャー)が入った。
【レース動画】フィアースネス、最内の呪縛で3着…ブリーダーズカップクラシック日本競馬史に刻まれた勝利

日本のエース、昨年3着のフォーエバーヤングは2年連続の出走となり、日本馬として初めてブリーダーズカップクラシックを制した。レース前半から行きっぷりはよく2番手を追走。絶好の手応えのまま4角先頭で回ってくると、そのままアメリカの強豪を完封。坂井瑠星騎手渾身のガッツボーズでゴールした。
同馬を管理する矢作芳人調教師は「遂に取ったアメリカの頂点を!」と喜びのコメントを届けた。
【全着順】
1着 フォーエバーヤング・日
2着 シエラレオーネ
3着 フィアースネス
4着 ジャーナリズム
5着 マインドフレーム
6着 バエザ
7着 ネバダビーチ
8着 アンティクエリアン
9着 コントラリーシンキング
出走取消 ソヴリンティ

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