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【ブリーダーズカップ】世界制覇へ準備完了。フォーエバーヤング“100点追い”…アルジーヌも手応え抜群
2025/10/31 20:58
JRAは、アメリカ・カリフォルニア州デルマー競馬場で現地時間11月1日(土)に行われるブリーダーズカップに出走予定のJRA所属馬について、現地29日の各馬の調教状況と関係者コメントを発表した。
ブリーダーズカップクラシック(G1・ダ2000m)に出走を予定しているフォーエバーヤング(牡4・栗東・矢作芳人)は、デルマー競馬場のダートコースでアメリカンステージとの併せ馬を実施。4ハロン51.0秒のタイムで追い切られた後、パドックスクーリングまで行い、坂井瑠星騎手が手綱を取った。
矢作調教師は「調教はちょっと軽すぎないかなと思いましたが、騎乗者に聞いたら、良い負荷がかかっていたこと、動きが良かったということで満足しています。ここまで本当に何の問題もなく良い状態で来られましたので、レースまでキープして、後はうちの弟子(坂井瑠星騎手)に全て任せたいと思います。勝つためにここに来ていますので、頑張ります」とコメント。
坂井騎手も「5ハロン位からアメリカンステージを見ながら行き、小回りで、コーナーでどれだけ動けるかというところも勝負になってくるので、4コーナーでしっかり動けるような体勢の追い切りでした。追い切りは100点満点でした。昨年の同世代の1、2着馬とまた戦えることになり、おそらく最後の勝負になると思うので、この馬の力をしっかり引き出して、なんとか世界一になりたいと思っています」と意気込みを語った。
アルジーヌはデットーリとのコンビ
一方、ブリーダーズカップマイル(G1・芝1600m)に出走予定のアルジーヌ(牝5・栗東・中内田充正)は、芝コースで単走による追い切りを行い、L.デットーリ騎手が騎乗した。松岡伸弥調教助手は「L.デットーリ騎手にもすごく良い手ごたえを掴んでいただいて、コース適性についても小回りも合うと言っていましたので、順調に心配なくレースに向かえると思います。この馬の集大成と言いますか、今まで積み重ねてきたものをこの世界の舞台で、アルジーヌの力が発揮出来れば良いと思います」とコメント。
デットーリ騎手も「少し抑えながら走っていた分、直線で手前を替えませんでしたが、競馬のペースでは問題ないです。軽くて瞬発力があるので、小回りで直線の短いデルマーは合いそうです。今朝は軽めの追い切りでしたが、とても良い感触を得ることが出来ました」と語り、順調な仕上がりをうかがわせた。
両馬ともに順調な調整を続けており、世界の強豪を相手にどのような走りを見せるか注目が集まる。
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