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【ばんえい・北見記念】タカラキングダム快勝…北見記念で重賞7勝目
2025/10/27 05:55
10月26日、帯広競馬場で行われた11R・北見記念(BG2・3歳上・ダ直200m)は、赤塚健仁騎乗の4番人気、タカラキングダム(牡5・ばんえい・村上慎一)が勝利した。2着に1番人気のキングフェスタ(牡6・ばんえい・小北栄一)、3着にインビクタ(牡9・ばんえい・松井浩文)が入った。勝ちタイムは1:40.4(馬場水分2.0%)。
2番人気で西将太騎乗、コウテイ(牡8・ばんえい・槻舘重人)は、5着敗退。
ばんえい重量が850kg~870kgの高重量戦ではあるものの、湿った馬場ではどの馬も比較的スムーズに歩を進める。序盤は第一障害を先頭で越えたキングフェスタがペースを握るが、中間点を過ぎたところでキングフェスタが息を入れ、替わってインビクタが先行。先頭を行くインビクタにタカラキングダム、コウテイが差を詰め、3頭ほぼ横一線で第二障害下に到達した。
第二障害ではじっくりと息を入れたインビクタが最初に登坂を開始。コウテイ、タカラキングダムと続く。コウテイが登坂に苦戦するなか、インビクタとタカラキングダムがすんなりと障害をクリア。タカラキングダムが障害を下りた勢いで先頭に立ち、3番手で障害を下りたキングフェスタが末脚鋭く一気に2番手まで追い上げる。逃げるタカラキングダムに迫るキングフェスタだったが、1馬身のリードを最後まで守り切りタカラキングダムが優勝。今年度重賞初制覇。重賞7勝目を飾った。ゴール間際で一旦止まるも体勢を立て直したキングフェスタが2着に入り、3着にはインビクタが入った。タカラキングダムを管理する村上慎一調教師、騎乗した赤塚健仁騎手ともに北見記念を初制覇となった。
1着 タカラキングダム
赤塚健仁騎手
「嬉しいです。レース前はとにかく第一障害を上手く越えることを考えていました。雨が降ったのもあって、スタートと第一障害はスムーズにいきました。第二障害手前では少し辛そうでしたが、道中は折り合いがついて楽に進むことが出来ました。第二障害の掛かりは良かったです。前走では障害を下りてからキングフェスタに楽にやられたので、今回は必死に追いました。この馬は障害を下りてからの末脚が良い馬だと思います。雨の中応援ありがとうございました。これからもいっぱい重賞がありますので、帯広競馬場に足を運んで応援してください。ありがとうございました」
村上師「嬉しいの一言」
村上慎一調教師
「嬉しいの一言です。古馬を相手にしながら地道に調子を上げてくることが出来ました。一時期スタートについて悩んだこともありましたが、前走から良くなってきましたし、騎手も気をつけながら慎重に乗っていました。今日のスタートや道中、障害の掛かりは上手くいったと思います。第二障害を下りてからはキングフェスタに差されるのではないかと思って見ていましたが、上手く逃げてくれてよかったです。重量についてはそこまで気にしていませんでしたが、雨が降った分、馬場が軽くなり楽になると思っていました。今後はスタートが安定してくれれば言うことはないです。これからも一生懸命、上を目指して頑張って行きたいので応援よろしくお願いします」
タカラキングダム 66戦19勝
(牡5・ばんえい・村上慎一)
父:キタノオーロラ
母:フジ姫
母父:ランタロー
馬主:下内美繪子
生産者:佐藤文明
【全着順】
1着 タカラキングダム
2着 キングフェスタ
3着 インビクタ
4着 クリスタルコルド
5着 コウテイ
6着 マルホンリョウユウ
7着 オーシャンウイナー
8着 ヤマカツエース

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