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【菊花賞】ルメール「京都でのG1は特別」エネルジコがG1初制覇
2025/10/26 20:40
10月26日、京都競馬場で行われたクラシック三冠最終戦・菊花賞(G1・芝3000m)は、1番人気のエネルジコが鮮やかな差し切りを決めてG1初制覇を飾った。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は同レース3連覇を達成。
菊花賞、勝利ジョッキーコメント
1着 エネルジコ
C.ルメール騎手
「(自身の)菊花賞3連勝は信じられません。毎年強い馬に乗せてもらいました。きょうのエネルジコはすごくいい脚を使ってくれました。すごく嬉しいです。スタートがあまり上手じゃないので後方で乗ることになると思っていました。長い距離なので1周目は後ろで我慢しました。向こう正面で外が開いたのですぐ取って、豊さんの後ろでいいポジションでした。最後は長い脚で伸びてくれてよかったです。京都でのG1は僕にとって特別です。2週連続G1勝つことが出来てありがとうございます。菊花賞で(年間)100勝も出来てよかったです。おおきに!」
レース結果、詳細は下記のとおり。
10月26日、京都11Rで行われた第86回菊花賞(3歳オープン・G1・牡牝・芝3000m・1着賞金=2億円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、エネルジコ(牡3・美浦・高柳瑞樹)がクラシック最終戦を制した。勝ちタイムは3分04秒0(稍重)。
2着に2番人気のエリキング(牡3・栗東・中内田充正)、3着に13番人気のエキサイトバイオ(牡3・栗東・今野貞一)が入った。
ルメールの見事な手綱さばき

C.ルメール騎乗の1番人気、エネルジコが鮮やかな差し切りでG1初制覇を飾った。レース前半から後方でじっくりと構える形で、2周目向こう正面に入ってから外へ持ち出し徐々に進出。勝負どころでは既に先行集団を射程圏に入れており、手応え十分に直線の攻防を迎えた。満を持して追い出されると、余力十分に堂々の抜け出し。クラシック最終戦を制した。また、ルメール騎手は2023年ドゥレッツァ、24年アーバンシックに次いでの勝利で菊花賞3連覇。殊勲のルメール騎手は「すごくいい脚を使ってくれた」と同馬を讃えていた。
菊花賞を勝ったエネルジコは、父ドゥラメンテ、母エノラ、母の父Noverreという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は5戦4勝。重賞は2025年青葉賞(G2)に次いで2勝目。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は同レース5勝目、管理する高柳瑞樹調教師は初勝利。
◇菊花賞とは
クラシック三冠の最終戦・菊花賞は、3歳世代の真の王者を決める頂上決戦。春の皐月賞、日本ダービーを経て成長を遂げた馬たちが、三冠目の栄誉を懸けて激突する。春の勢力図を塗り替える逆転劇、夏を越えて覚醒した新星の台頭など、毎年ドラマが生まれるのもこの舞台ならでは。持久力と精神力、そして勝負強さが問われる。
【全着順】
1着 エネルジコ C.ルメール
2着 エリキング 川田将雅
3着 エキサイトバイオ 荻野極
4着 ゲルチュタール 坂井瑠星
5着 レッドバンデ 佐々木大輔
6着 ミラージュナイト 藤岡佑介
7着 コーチェラバレー 西村淳也
8着 ジョバンニ 松山弘平
9着 レクスノヴァス 横山和生
10着 アロンディ 団野大成
11着 アマキヒ 戸崎圭太
12着 ライトトラック 和田竜二
13着 マイユニバース 武豊
14着 ショウヘイ 岩田望来
15着 レイヤードレッド 嶋田純次
16着 ヤマニンブークリエ 横山典弘
17着 ラーシャローム 岩田康誠
18着 ジーティーアダマン 北村友一
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