競馬ニュース
【ミックスセール2025】吉田俊介氏「競馬カレンダーの中に定着してきた」最高価格4億6000万円の熱気!売上43億円&落札率100%
2025/10/21 20:05
10月21日、北海道ノーザンホースパークで当歳馬と繁殖牝馬のせり市「ノーザンファームミックスセール2025」が行われた。当歳馬セッションでは66頭が上場され、売り上げは43億4200万円(前年35億5500万円)を記録。開催4回目となる今年も、上場頭数・売り上げともに右肩上がりの成長を見せた。
最高落札価格は4億6000万円を記録したデルフィニア2の2025(牡・父キタサンブラック)。落札者はルイビルレーシング。1億円を超えた馬は9頭にのぼり、ウマ娘の藤田晋氏も億超え2頭を含む3頭を落札するなど、活発な取引が相次いだ。購買意欲旺盛なオーナーたちの競り合いで、会場は終始熱気に包まれた。
セリ終了後、ノーザンファーム副代表の吉田俊介氏は、「上場頭数もお客様も増えまして、セリが始まって4世代目の上場になりますが、1年目の世代からすでに大きいレースで活躍してくれている馬がいます。それが多くのお客様に足を運んでいただけている要因かなと思います」と手応えを語った。
さらに、「お忙しい方ばかりの中で、競馬カレンダーの中に“ミックスセール”が定着してきたのは感じています。離乳してすぐの準備や季節の寒暖差など難しさはありますが、担当スタッフの技術も年々上がり、概ねいい状態で上場できたと思います」と振り返った。
注目を集めたイクイノックス初年度産駒についても、「みんな本当に順調に成長しています」とコメント。「牧場全体の繁殖牝馬の質も上がり、血統背景の魅力ある馬が増えています。高く評価されるのも不思議ではないレベルの馬を揃えられたと思います」と自信をのぞかせた。
次代を担う良血馬たちが上場された「ノーザンファームミックスセール2025」。北の大地から、また新たなスターホースが誕生する予感に包まれて、今年も華やかに幕を閉じた。
【画像】最高価格4億6000万円の熱気!…ノーザンファームミックスセール20254億超えも飛び出すなど今年も大盛況

【2025年・主な高額落札馬】
No.10
デルフィニア2の2025(牡・キタサンブラック)
4億6000万円
購買者:ルイビルレーシング
No.1
カルタエンブルハーダの2025(牡・エピファネイア)
2億2000万円
購買者:ルイビルレーシング
No.30
マラクージャの2025(牡・キタサンブラック)
1億8000万円
購買者:藤田晋氏
No.6
インカーヴィルの2025(牡・イクイノックス)
1億7000万円
購買者:阿部雅英氏
No.32
エライヤの2025(牡・エピファネイア)
1億6000万円
購買者:国本哲秀氏
No.19
ラドラーダの2025(牡・スワーヴリチャード)
1億5000万円
購買者:藤田晋氏
No.28
ミスティックジャーニーの2025(牡・イクイノックス)
1億2000万円
購買者:坂口直大氏
No.65
レーヴドゥラプレリの2025(牡・ゴールドシップ)
1億2000万円
購買者:今福洋介氏
No.16
エピックラヴの2025(牡・キタサンブラック)
1億1500万円
購買者:田畑利彦氏
イクイノックス産駒最高額は1億7000万円

【イクイノックス初年度産駒】
No.6
インカーヴィルの2025(牡・イクイノックス)
1億7000万円
購買者:阿部雅英氏
No.14
イリデッサの2025(牡・イクイノックス)
9200万円
購買者:鈴木剛史氏
No.22
ポジティブマインドの2025(めす・イクイノックス)
7600万円
購買者:今福洋介氏
No.28
ミスティックジャーニーの2025(牡・イクイノックス)
1億2000万円
購買者:坂口直大氏
【2025当歳馬セリ結果】
・上場頭数 66頭
・取引頭数 66頭
・主取り 0頭
・落札率 100%
・落札総額 43億4200万円
・最高価格 4億6000万円
・最低価格 1500万円
・1頭平均 6579万円

コメントを書く