競馬ニュース
【秋華賞】武豊「クリストフは流石」レース後ジョッキーコメント
2025/10/20 06:10
10月19日、京都競馬場で行われた牝馬クラシック最終戦・秋華賞(G1・芝2000m)は、ルメール騎乗の2番人気、エンブロイダリーが桜花賞に次いでの勝利で牝馬二冠を達成した。1番人気のカムニャックは見せ場を作れず16着に大敗した。
秋華賞、レース後ジョッキーコメント
1着 エンブロイダリー
C.ルメール騎手
「本当に嬉しいです。オークスは距離が長くて残念でしたが、秋華賞は勝つ自信がありました。前半はすごく冷静に走ってくれました。この秋から落ち着いてきたので良いポジションで乗れました。向こう正面でペースが遅くなったので上がっていきましたが、2番手でリラックスして走ってくれました。(直線では)エンジンのかかりが遅かったけど、ラスト200mは良い脚を使ってくれました」
2着 エリカエクスプレス
武豊騎手
「やりたいレースは出来ました。逃げるとは決めていませんでしたが、じわっとハナを切ることが出来ました。ただ道中は力んでいたので、それがなければ粘れていてもおかしくはなかったと思います。クリストフは流石です」
3着 パラディレーヌ
丹内祐次騎手
「枠的に中途半端に外を回りたくなかったので前半は大事に脚を溜めました。良い脚を使って能力を見せてくれましたし、よく頑張ってくれたと思います」
4着 ジョスラン
岩田望来騎手
「スムーズではなかったのですが、上位に食い込んで力を示せたと思います。もっとスムーズならと思うともったいなかったです。キャリアも浅いので、これからもっと走ってくれると思います」
5着 セナスタイル
岩田康誠騎手
「もっと腹を据えて乗れればよかったです。もっと上位に来れる力はありますし、内にこだわり過ぎました」
川田「まずは無事であってほしいです」

16着 カムニャック
川田将雅騎手
「止まり方が異常だったので、まずは無事であってほしいです」
レース結果、詳細は下記のとおり。
10月19日、京都11Rで行われた第30回秋華賞(3歳オープン・G1・牝・芝2000m・1着賞金=1億1000万円)は、C.ルメール騎乗の2番人気、エンブロイダリー(牝3・美浦・森一誠)が牝馬二冠を達成した。勝ちタイムは1分58秒3(良)。
2着に5番人気のエリカエクスプレス(牝3・栗東・杉山晴紀)、3着に6番人気のパラディレーヌ(牝3・栗東・千田輝彦)が入った。
牝馬二冠を達成

C.ルメール騎乗の2番人気、エンブロイダリーが桜花賞に次いでの勝利で牝馬二冠を達成した。道中は中団から。武豊エリカエクスプレスが作るペースを見越したように、向こう正面ではスッと押し上げて2番手へ。早めの押し上げで逃げ馬をしっかりとマークしていき、直線ではゴール前で測ったような差し切りを見せた。1番人気のオークス馬カムニャックは早々に後退していき後方で入線している。殊勲のルメール騎手は「前半は冷静に走ってくれました。この秋から落ち着いて来ました。向こう正面でペースが遅くなったので上がっていきましたが、2番手でリラックスして走ってくれました」と精神面での成長を称えていた。
秋華賞を勝ったエンブロイダリーは、父アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー、母の父クロフネという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は8戦5勝。重賞は2025年クイーンカップ(G3)、桜花賞(G1)に次いで3勝目。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は同レース4勝目、管理する森一誠調教師は初勝利。
◇秋華賞とは
桜花賞、オークスに次ぐ、3歳牝馬にとって“牝馬三冠”の最終関門となるG1レース。春の戦いを経て大きく成長を遂げた世代最強牝馬たちが、再び一堂に会して激突する。距離2000メートルという舞台は、スピードとスタミナの双方が問われる総合力勝負。秋の女王の座を懸けた、世代頂上決戦が繰り広げられる。
【全着順】
1着 エンブロイダリー C.ルメール
2着 エリカエクスプレス 武豊
3着 パラディレーヌ 丹内祐次
4着 ジョスラン 岩田望来
5着 セナスタイル 岩田康誠
6着 ビップデイジー 西村淳也
7着 クリノメイ 酒井学
8着 ルージュソリテール 北村友一
9着 インヴォーグ 団野大成
10着 マピュース 横山武史
11着 ケリフレッドアスク 西塚洸二
12着 ヴーレヴー 菱田裕二
13着 ランフォーヴァウ 小崎綾也
14着 テレサ 松山弘平
15着 ダノンフェアレディ 坂井瑠星
16着 カムニャック 川田将雅
17着 レーゼドラマ 藤岡佑介
18着 ブラウンラチェット 池添謙一
コメントを書く