次走は暮れの香港スプリントへ

　香港リーディング8度の名手パートン騎手は「キャリアで最も大きな瞬間」と興奮を隠さなかった。「このレースの格、盛り上がり、そして海外から挑戦する難しさ。すべてを考えると、間違いなくこれが僕のキャリアで一番の瞬間です」と語った。

　「ゲート内で少しソワソワしていましたが、しっかりスタートを切れました。オーバーパスが直線で先に抜け出した時も、馬が自ら動いて差し切ってくれました。今日はベストな状態ではなかったと思いますが、それでも十分強かった」とレースを振り返っている。

　また、同馬を管理するD.ヘイズ調教師も「これまでで一番のスリル。勝てていなかったら本当にショックだった」と笑顔で語る。「ランドウィックの直線はとても長い。前に出た時は心臓が止まりそうでしたが、よく粘ってくれました。ザックの素晴らしい騎乗に感謝していますし、チームも完璧な仕事をしてくれた。10日間、本当に長かったですが、最高の結果です」と話した。

　今後カーインライジングは、近日中にシドニーを出発し、12月14日（日）にシャティン競馬場で行われる香港スプリント（G1・芝1200m）を目標に調整される予定。