競馬ニュース 競馬ニュース

妻夫木聡&佐藤浩市が圧巻の存在感!プロデューサーが明かす日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」の撮影舞台裏

エンタメ

2025/10/11 18:06

『ザ・ロイヤルファミリー』に出演する妻夫木聡と佐藤浩市 ©TBSスパークル/TBS

 TBS系・日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』が10月12日(日)よる9時から放送を開始する。主演は妻夫木聡。共演には佐藤浩市、目黒蓮、松本若菜、沢村一樹、黒木瞳、小泉孝太郎ら豪華俳優陣が顔を揃える。原作は山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した作家・早見和真氏の小説で、競馬の世界を舞台に人と馬が紡ぐ20年にわたる人間ドラマが描かれる。放送を前に行われた第1話試写会と加藤章一プロデューサーの合同取材会では、主演俳優たちの現場での姿勢と、作品に込められたテーマが語られた。

 主演の妻夫木聡について、加藤Pは「台本がほとんど全部、妻夫木さんの頭の中に入っていました。俳優さんなのですがもうちょっと広い目で作品全体を見ていて、ストーリーの流れとか、セリフの流れとかについても前向きな相談を頂いています」と語り、現場での座長ぶりを高く評価した。単に自身の役に集中するだけでなく、全体の流れを意識して提案を重ねる姿勢が印象的だったという。

 さらに撮影初期には、馬の扱いに苦労する場面もあった。サラブレッドは神経質で環境の変化に敏感なため、撮影現場で驚いてしまうこともあったという。加藤Pは「妻夫木さんからも『撮影のやり方を少し変えた方がいいかもしれない』とアドバイスをもらいました。それで撮影のやり方を変えたら、馬が早めに落ち着くようになりました」と振り返る。妻夫木は「自分で馬を洗ってあげてから乗ったらうまくいった」とも話しており、動物と真摯に向き合う姿勢が現場を落ち着かせた。

 共演の佐藤浩市についても、加藤Pは「機嫌が悪い馬に自分から近づいて行って慣らしていたりしたので、正直、すごいなと思いました」と述べ、ベテラン俳優としての存在感を強調。経験豊かな佐藤が現場で見せた落ち着いた対応は、演じる山王耕造という人物像の説得力にもつながった。

 妻夫木と佐藤という二人の『メインキャスト』の姿勢が、作品全体を大きく支えた。撮影は天候や馬のコンディションに左右されやすく、限られた時間の中で臨機応変な判断が求められる。その中で、キャスト自身の提案や行動が作品作りに直結したことは大きな意味を持った。

武豊が本人役で出演、レースシーンにも注目の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』放送迫る

「明日から頑張ろうと思ってもらえたら嬉しい」

『ザ・ロイヤルファミリー』で物語の鍵を握る重要な役どころを担う目黒蓮 ©TBSスパークル/TBS

 作品全体のテーマについて、加藤Pは「大きくは『継承』ということがテーマで、競馬を題材にした20年間の物語とうたっています。が、『家族』が再生していく部分もあるし、新たな繋がりができる部分もありますので、家族の温かさや、仲間との絆などの部分も楽しんで頂きたいです」と語った。

 さらに現代社会の空気を踏まえて次のようにも述べた。「今は多くの方が『生きづらい』と言われると思います。色んな悩みもあるし、先行きが見えないといいますか、癒しがないといいますか・・・夢を持ったり、何かに熱くなるということがしづらい世の中なのだなと感じています」。その上で、「そんな時代だからこそ、山王さんのように『俺の夢はこうだ』と言ってみたり、『こうやるんだ』と情熱を持ったりすることがいっそうすばらしいことに感じます」と語り、夢を語る姿勢の大切さを訴えた。

 最後に「人前で夢を語ったり、熱くなったりする姿を観て頂いて、『明日から頑張ろう』と思ってもらえたら嬉しいです」と視聴者へのメッセージを送った。

 日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』は、競馬という題材を通じて、人と人との絆、家族の再生、夢を追う情熱といった普遍的なテーマを描く。妻夫木聡と佐藤浩市を中心とするキャストの現場での真摯な姿勢、そして加藤Pの言葉から浮かび上がる“継承の物語”。10月12日よる9時、その幕が上がる。

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください

俳優業、若い頃目指したところ。
往年の名優達が忘れられない。
あの世この世のあいだ その世にいて思い出す不朽の名作。
浩一さん妻夫木さん良い仕事いい日々を。若菜ちゃんいい笑顔。頑張ってね。いい出会いを。バーグマンのマリア、クーパーのロベルト
明日なき命の恋 
映画に恋した日々を過ごした。
谷川俊太郎さんの残した言葉その世から皆さまが作る美しい映画に出会いたい。あの世に旅立つ前に。

2025.10.20 ミヤ。

有馬記念にむけて、盛り上がっていくのでしょうか。
馬が綺麗で、競馬が素晴らしいスポーツであることと、
そのギャンブル性とは本当は分けて考えたいところです。

人に迷惑をかけるAIには、とてもとてもアゲインストですが、
本当のレースに、ロイヤルの馬が追加されてドラマに使われる、
そして、昔の有名馬たちが、今も現役でお仕事をしていたり、
普通は見られない裏側を垣間見せて貰いながら、
楽しんでおります。

出演者スタッフの皆さんも、お馬さんも怪我なく撮影を続けられますように。「こっち側」から応援しています。

2025.11.5 昼寝の白猫