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【ジャパンダートクラシック】戸崎「今後の走りにも期待」ナルカミが逃げ切って三冠阻止
2025/10/8 22:13
10月8日、大井競馬場で行われたダート三冠競走最終戦・ジャパンダートクラシック(交流G1・ダ2000m)は、戸崎圭太騎乗の3番人気、ナルカミが鮮やかな逃げ切りを決めて、ナチュラルライズの三冠を阻止した。史上初のダート三冠がかかったナチュラルライズは2着までだった。
ジャパンダートクラシック、勝利ジョッキーコメント
1着 ナルカミ
戸崎圭太騎手
「スタート出たら、自ずと行けると思っていたので、その作戦をとりました。まだ揉まれる競馬をしたことがなかったので、砂をかぶることなどは極力避けたいと思っていました。前走よりも馬が良くなってきており、リラックスして良い感じに走ってくれました。抜群の手応えで直線を迎えたので、最後まで押し切れるのではないかと思っていました。(戸崎騎手は、大井の重賞制覇は5年ぶりとなります)この場でインタビューも初めてだったので、あたふたしましたけど、次は慣れて来れるんじゃないかと思います。去年は2着に敗れてしまいましたが、3歳ダート界が盛り上がってきている中で今年は勝つことができて良かったと思います。応援ありがとうございます。今日のレースは僕自身すごく楽しみにしており、馬も期待に応えてくれました。強い内容だったので、今後の走りにも期待したいですし、またさらに応援してほしなと思っています」
レース結果、詳細は下記のとおり。
10月8日、大井競馬場で行われた11R・ジャパンダートクラシック(Jpn1・3歳・ダ2000m)は、戸崎圭太騎乗の3番人気、ナルカミ(牡3・美浦・田中博康)が快勝した。3馬身差の2着に1番人気のナチュラルライズ(牡3・美浦・伊藤圭三)、3着に2番人気のルクソールカフェ(牡3・美浦・堀宣行)が入った。勝ちタイムは2:03.7(良)。
【画像】ナルカミが逃げ切って三冠阻止…ジャパンダートクラシックナチュラルライズは2着に敗れる

圧巻の逃げ切り劇となった。ナチュラルライズの三冠を阻止したのは、気迫に満ちた走りを見せたナルカミ。勝負どころでは二冠馬との一騎打ちかと思われたが、抜群の手応えでスッと突き放す。直線ではその差をさらに広げ、終わってみれば3馬身差の完勝。三冠阻止の主役として、今後の飛躍を強く印象づける勝ちっぷりだった。
◇ダート三冠競走とは
3歳馬によるダート路線の頂点を決めるシリーズ。春の「羽田盃」、初夏の「東京ダービー」、秋の「ジャパンダートクラシック」で構成され、2024年からJRAと地方所属馬が同条件で競う新体系となった。芝のクラシック三冠に相当する位置づけとして、ダート界の最重要タイトルとされている。
ナルカミ 6戦5勝
(牡3・美浦・田中博康)
父:サンダースノー
母:オムニプレゼンス
母父:ディープインパクト
馬主:ゴドルフィン
生産者:ダーレー・ジャパン・ファーム
【全着順】
1着 ナルカミ 戸崎圭太
2着 ナチュラルライズ 横山武史
3着 ルクソールカフェ 佐々木大輔
4着 ハグ 川田将雅
5着 クレーキング C.ルメール
6着 ケンシレインボー 山中悠希
7着 ナイトオブファイア 矢野貴之
8着 シーソーゲーム 御神本訓史
9着 アドマイヤデイトナ 坂井瑠星
10着 ソルジャーフィルド 小野楓馬
11着 ドンインザムード 松山弘平
12着 ユウユウスキー 吉井章
13着 スマイルマンボ 吉原寛人
14着 カセノタイガー 野畑凌
15着 スキャロップ 江里口裕輝
16着 フレンドローマ 鷹見陸
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