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【レディスプレリュード】菱田「勝ちたいという思いが叶った」レース後ジョッキーコメント

レディスプレリュード・テンカジョウとビヨンドザヴァレー (C)Hiroki Homma

 10月7日、大井競馬場で行われた牝馬の交流重賞・レディスプレリュード(ダ1800m)は、菱田裕二騎乗の初ダート挑戦、ビヨンドザヴァレーが大外から差し切りを決めて交流重賞初制覇を飾った。断然1番人気に推されたテンカジョウは出遅れ響いて2着まで。

レディスプレリュード、レース後ジョッキーコメント
1着 ビヨンドザヴァレー
菱田裕二騎手
「ダートスタートが今までなかったので、まずスタートだけは、気を付けようと思っていました。先行馬たちもたくさんいる予想だったので、スタート後の流れを見て考えようと思っていたんですけど、すごく良い走りをしてくれました。昨年から、この馬に騎乗させていただいているんですが、ちょうど充実期でもあり、時間が経つごとに動きが良くなっているのを感じていました。ただ勝利という意味では、遠ざかっていたので今回このように勝てて嬉しいです。道中で砂をかぶる場面もありましたが、ひるむことなく走ってくれました。橋口厩舎は普段からダートコースも調教で乗っていただいているので、調教の成果が出たと思います。(菱田騎手は、浦和の重賞に続いての連勝となりました)勝利するチャンスのある馬に騎乗させていただき、そしてレースで勝利できることは本当に嬉しいですし、騎乗させていただけることに感謝しています。私自身は、大井競馬場は久々でしたが、スタンドから観ていることもありましたし、「ここで勝ちたい」という思いが叶って良かったです。また技術を磨き、より良い騎乗ができるように努力をして良いレースをしたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします」

橋口慎介調教師
「使ってみるまではダート適正に関して、半信半疑な部分もあったのですが、ここまで良いレースをしてくれて本当に嬉しいです。外からじわっと上がっていって、途中で馬の後ろにいれてもキックバックを嫌がっていなかったので、これはなかなか良さそうだと思って見ていました。(今日の馬の様子は)前走は若干、余裕残しの体をしていたので、今回は本当に良い状態に仕上がったと思います。(次走の予定は)馬の状態を見て、JBCに行くことになるかと思います。ダートで強い走りを見せてくれました。みなさん、応援ありがとうございました」

2着 テンカジョウ
松山弘平騎手
「ゲートに少し難があって、前走は大外で大丈夫でしたが、きょうは奇数で先入でしたので…練習では大丈夫なのですが…。ちょっと怪我をして帰ってきているので心配です」

3着 バスタードサフラン
酒井学騎手
「1番理想の形になりました。2コーナーからリラックスして走れていましたし、向こう正面で後ろからの動きを感じて、スッと来られないように自分の馬も突っ張ってペースを上げながらで行きました。最後は手応え以上に吉原くんの馬と併せ馬になった時に、頑張ろうという気持ちを見せてくれました。勝ち馬の決め手には太刀打ち出来ませんでしたが、初めての重賞で、出せるパフォーマンスを出し切って頑張ってくれました」

4着 フェブランシェ
吉原寛人騎手
「理想的なレース運びでした。ちょっと直線が長いと甘くなる感じがあります。マイルくらいが正直乗りやすいかなと思います。上手く1800mをこなしてくれましたが、あそこまで行ったら勝ちたかったです。あまり早く先頭には立ちたくなかったのですが…抜いた馬に差し返されてしまい、そういうところも乗り難しさがあったかなと思います。よく走ってくれました」

5着 ベルグラシアス
町田直希騎手
「前とは離れちゃったのですが、休んで馬が良くなって帰ってきてくれて、まだ良くなりそうで楽しみです」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 10月7日、大井競馬場で行われた11R・レディスプレリュード(Jpn2・3歳上牝・ダ1800m)は、菱田裕二騎乗の5番人気、ビヨンドザヴァレー(牝5・栗東・橋口慎介)が勝利した。クビ差の2着に1番人気のテンカジョウ(牝4・栗東・岡田稲男)、3着に4番人気のバスタードサフラン(牝4・栗東・渡辺薫彦)が入った。勝ちタイムは1:52.9(良)。

 2番人気で吉原寛人騎乗、フェブランシェ(牝5・大井・藤田輝信)は、4着敗退。

【動画】初ダート・ビヨンドザヴァレーが交流重賞初制覇…レディスプレリュード

テンカジョウは大きく出遅れるも2着

レディスプレリュード・ビヨンドザヴァレーと菱田裕二騎手 (C)Hiroki Homma

 菱田裕二騎乗の5番人気、ビヨンドザヴァレーがが初ダートを克服して嬉しい重賞初制覇を飾った。スタートでは断然人気のテンカジョウが出遅れて場内はどよめいた。ビヨンドザヴァレーは道中5番手から。外目を追走して、直線でも大外からの競馬で、ゴール前は4頭横並びの大激戦に。内からスルスルと出遅れたはずのテンカジョウが抜け出す意地を見せたが、大外からビヨンドザヴァレーが僅かに突き抜けていた。

ビヨンドザヴァレー 20戦5勝
(牝5・栗東・橋口慎介)
父:イスラボニータ
母:リリーオブザヴァレー
母父:Galileo
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム

【全着順】
1着 ビヨンドザヴァレー 菱田裕二
2着 テンカジョウ 松山弘平
3着 バスタードサフラン 酒井学
4着 フェブランシェ 吉原寛人
5着 ベルグラシアス 町田直希
6着 マテリアルガール 山中悠希
7着 ラブラブパイロ 西啓太
8着 タクシンイメル 高倉稜
9着 アンモシエラ 横山武史
10着 ローリエフレイバー 野畑凌
11着 シトラルテミニ 矢野貴之
12着 アンティキティラ 多田羅誠也

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