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【ジャパンダートクラシック】坂井瑠「三冠を阻止したい」…UAEダービー馬アドマイヤデイトナと秋の大一番へ

坂井瑠星騎手

 10月8日(水)、ダート三冠最終戦・ジャパンダートクラシック(ダート2000m)が大井競馬場で行われる。

 昨年はフォーエバーヤングが制し、ここからブリーダーズカップに向けて羽ばたいた一戦。その背中にいた坂井瑠星騎手はこう振り返る。「あんなにたくさんのお客さんが入っている大井競馬場は、少なくとも僕は初めて見ました」

 幼稚園の頃から大井のレースを見て、馬や騎手の特徴を把握するなど “大井の申し子”とも言える坂井瑠星騎手でさえ、昨年のジャパンダートクラシック(JDC)は場内の熱気に圧倒された。パドックにできた幾重もの人だかりは本馬場入場まで解消されることなく、コース脇で出走馬を待ち構えていたファンは外ラチ沿いにフォーエバーヤングと坂井騎手が歩いてくると、歓喜の声を挙げた。

 国内で全日本2歳優駿を勝ったほか、海を渡ってサウジダービーとUAEダービーを制覇し、ケンタッキーダービーでは僅差の3着と、世界レベルで活躍した馬が目の前で見られるのだ。しかも、大井競馬場はパドックもコースも馬との距離が近い。都心からわずか20分弱で行ける地で、平日夜にこれほどまでの馬を見られるとなれば、大勢が詰めかけるのは当然と言えるだろう。

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“世界を知る” アドマイヤデイトナ

今春UAEダービー勝利時のアドマイヤデイトナ

 
 「昨年のJDCも素晴らしいメンバーが揃っていて、フォーエバーヤングはアメリカからの帰国初戦。負けられないという思いはありましたけど、あの豪華メンバーで走れることにすごくワクワクしていました。大井競馬場はファンも関係者も、一番温かいと感じる場所。JDCの時はナイター独特の雰囲気もあっていいなと思います」

 昨年、大井競馬場を熱狂の渦に巻き込んだ坂井騎手が今年はUAEダービー馬アドマイヤデイトナと共に参戦する。UAEダービー、ケンタッキーダービーと各国を転戦してのJDC出走は昨年のフォーエバーヤングと同じローテーションだ。

 「海外帰りの馬がいることが当たり前のようになっているのはすごいことです。今年のJDCは色んな路線で勝ち上がってきた馬がここで対戦するので、本当に面白いレースになると思います。アドマイヤデイトナも海外で勝って、すごいメンバーと戦えるので楽しみです。ルクソールカフェは強いと思いますし、ナチュラルライズはダート三冠がかかっていますけど、それを阻止したいです」

 人馬共に国内外を渡り歩くコンビが今年も魅せるか。ジャパンダートクラシックは10月8日(水)大井11R、20時05分発走予定。

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