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【ばんえい・岩見沢記念】キングフェスタが人気に応える

岩見沢記念・キングフェスタと鈴木恵介騎手 (C)ばんえい十勝

 9月14日、帯広競馬場で行われた11R・岩見沢記念(BG2・3歳上・ダ直200m)は、鈴木恵介騎乗の1番人気、キングフェスタ(牡6・ばんえい・小北栄一)が勝利した。2着に2番人気のインビクタ(牡9・ばんえい・松井浩文)、3着にクリスタルコルド(牡6・ばんえい・西弘美)が入った。勝ちタイムは2:06.1(馬場水分1.9%)。

 前日に降った雨の影響により馬場水分1.9%でレースは行われた。スタートから各馬勢いよく飛び出し第一障害をクリア。わずかにキングフェスタが前に出るも、各⾺800kg台の⾼重量戦ともあり慎重に息を入れながら歩を進める。中間点を過ぎたあたりでインビクタが先頭に立ち、そのまま最初に第2障害下へと到達。

 全馬が第2障害下に揃う前にインビクタが一息入れ果敢に登坂を開始すると、すんなりと障害をクリア。離れてクリスタルコルドが2番手、ヤマカツエース、キングフェスタと続く。大きくリードを広げたインビクタだったが、キングフェスタの豪脚が炸裂。障害を下りた勢いで一気に先頭に躍り出るとそのまま力強く歩ききり、断然人気に応える勝利で2024年の天馬賞以来の重賞9勝目、そして嬉しい古馬重賞初制覇を飾った。

 2着には必死に粘ったインビクタが入り、3着には並ぶヤマカツエースをゴール前で振り切ったクリスタルコルドが入った。キングフェスタを管理する小北栄一調教師は岩見沢記念初制覇、騎乗した鈴木恵介騎手はオレノココロで制した2017年以来2度目の制覇となった。

1着 キングフェスタ
鈴木恵介騎手
「最高です。障害を下りてから歩ける馬なので、どう越せるかだけを考えて乗っていました。昨日の雨は正直に言うと恵みの雨だったと思います。本当に運が良かったです。結構重たい荷物なので不安もいっぱいありましたが、普段からの一生懸命な調教で、良い状態に仕上がっていたので良かったです。道中は相変わらず手ごたえが良く、良い位置で障害に着けたのであとは越えるだけだと思っていました。重量が重たいので一腰では越えられませんでしたが、二腰目で良い腰が入って膝も折らず上手く上がってくれました。障害を下りてからは本当に凄く歩いてくれました。これからもっと重量が増えた時にどう対応していくかが今後の課題だと思います。またこれからの古馬重賞戦線で頑張りますので応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

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小北師「今後はオーナーと相談」

小北栄一調教師
「久々の重賞でどうかと思っていました。末脚を使うなら少しでも馬場が軽い方が良かったので、結果今回の馬場状態は良かったです。この重量であの末脚は本当に凄いと思います。今年の夏は北海道らしくない暑さだったので無理をさせないように気をつけていました。結果、状態面で故障もせず良かったと思います。今後の重賞もあの末脚に期待してほしいです。馬体も出来てきて、やんちゃな部分もありますが大人になっていきました。今後はオーナーと相談しながらですが、帯広記念やばんえい記念にも出走させてみたいと思っています。久々の重賞を獲らせてもらいました。こうして獲れたのもファンの皆さんのおかげだと思っています。今後ともキングフェスタをよろしくお願いします」

キングフェスタ 64戦29勝
(牡6・ばんえい・小北栄一)
父:カネサブラック
母:クインフェスタ
母父:ホクリュウイチ
馬主:廣部武士
生産者:広部武士

【全着順】
1着 キングフェスタ
2着 インビクタ
3着 クリスタルコルド
4着 ヤマカツエース
5着 マルホンリョウユウ
6着 タカラキングダム
7着 オーシャンウイナー
8着 ダイヤカツヒメ
出走取消 コマサンエース

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