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【愛チャンピオンS】スミヨン「自分の馬の力を信じて」ドラクロワが圧巻の走りで差し切りV

アイリッシュチャンピオンS・ドラクロワとC.スミヨン騎手

 現地9月13日、アイルランド・レパーズタウン競馬場で行われたG1・愛チャンピオンステークス(芝2000m)は、1番人気に推されたドラクロワが鮮やかな差し切りを決めた。勝負どころではコーナーワークでショートカット。一気に先頭に躍り出る走りで、早め先頭から長い直線の攻防を凌ぎ切った。

愛チャンピオンステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 ドラクロワ
C.スミヨン騎手
「ゲートではとてもナーバスで、少し左にヨレて飛び出してしまいました。落ち着かせるのに2ハロンほどかかりましたが、序盤からペースが速かったので、それは自分にとっては良かったです。コーナーでは日本馬の後ろにつけて運ぼうと思いましたが、ラスト3ハロン標識でリズムを維持できなくなったのを見て、自分の馬の力を信じて直線に備えることにしました。直線では余裕があって、外に持ち出すと一気に加速して「もう誰も捕まえられない」と思いましたが、ゴール前の大画面を見たら、アンマートが来ていて驚きましたね。本当に素晴らしいレースで、クールモアにとっても私にとっても大切な勝利です。チームにとっても最高の一日になりました。心から感謝しています。こうしてライアンの代わりに乗ることができて本当に誇らしく思いますし、この経験は誰にとってもプラスになるでしょう。彼にとっては辛い状況だと思いますが、きっときょうの騎乗を認めてくれるはずです」
 
A.オブライエン調教師
「ペースメーカーがちゃんと仕事をしてくれました。その上でスミヨン騎手も素晴らしい競馬をしてくれました。ジョッキーもこの馬の強さに驚いていました。力強くて偉大な馬です。次走は馬の状態を見てから決めたいと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 現地9月13日、アイルランド・レパーズタウン競馬場で行われた、アイリッシュチャンピオンステークス(G1・芝2000m・8頭立て)は、C.スミヨン騎乗、ドラクロワ(牡3・愛・A.オブライエン)が圧勝。2着にアンマート(せん7・英・O.バローズ)、3着はロイヤルチャンピオン(せん7・英・K.バーグ)が入った。勝ちタイムは2分04秒69(稍重)。

 日本から参戦したシンエンペラー(牡4・栗東・矢作芳人)は6着に敗れた。

【動画】鮮やかに抜け出したドラクロワ…愛チャンピオンS

勝ち負けには絡めず…

アイリッシュチャンピオンS・シンエンペラーと坂井瑠星騎手

 日本から2年連続の参戦となったシンエンペラーは6着に敗れた。レースでは道中2、3番手追走で運んだが、直線の入口ではあっという間に1番人気のドラクロワが先頭へ。シンエンペラーはそのまま後方へ下がってしまい6着入線に終わった。勝利したドラクロワは主戦のR.ムーア騎手負傷のためC.スミヨン騎手にスイッチ。素晴らしい手綱さばきであっという間にライバルを差し切ってしまった。

【全着順】
1着 ドラクロワ 愛
2着 アンマート 英
3着 ロイヤルチャンピオン 英
4着 ホタツェル 愛
5着 ホワイトバーチ 愛
6着 シンエンペラー 日本
7着 ザーラン 愛
8着 マウントキリマンジャロ 愛

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