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【仏ニエル賞】ゴドルフィンのクアリフィカー、窮地から突き抜ける末脚!凱旋門賞へ
2025/9/8 11:55
現地9月7日(日)、パリロンシャン競馬場で行われたニエル賞(G2・芝2400m)は、ゴドルフィンのクアリフィカル(牡3・A.ファーブル)が怒涛の末脚で差し切り勝ちを収めた。直線では進路が塞がれる苦しい展開となったが、鞍上ウィリアム・ビュイック騎手が落ち着いて外へ進路を切り替え、豪快に伸びて先頭へ。最後はべイシティローラーを交わし、見事に凱旋門賞の切符を手にした。勝ち時計は2分30秒56。
2着はイギリス調教馬ベイシティローラー(牡3・G.スコット)、3着はパラシュティスト(牡3・F.グラファール)。いずれも健闘を見せたが、勝負どころでの決め手はクアリフィカーが一枚上だった。
【動画】凱旋門賞前哨戦…ニエル賞進路を見出して突き抜ける
ニエル賞、レース後コメント
1着 クアリフィカー
L.ベナール氏(ゴドルフィン仏レーシングマネージャー)
「直線では本当に心配しました。進路が見つからず負けるのではと焦りましたが、スペースを得てからは素晴らしい伸びを見せてくれました。ビュイック騎手がこの馬をよく理解していることも大きな強みです。距離2400mも問題なく、当然凱旋門賞へ向かいます」
2着 ベイシティローラー
G.スコット調教師
「今日の走りには満足しています。ヨークでは力を出せませんでしたが、今回は本来の力を発揮してくれました。まだ成長途上で将来性に溢れる馬です。道悪ならさらに良さが出るでしょう」
3着 パラシュティスト
F.グラファール調教師
「距離適性を示しましたが、無理に使わず4歳での飛躍を目指したいと考えています」
ニエル賞は「Arc Races」の最終第8戦で、勝ち馬には凱旋門賞の優先出走権が与えられる。劇的な勝利を収めたクアリフィカーは、堂々と凱旋門賞の舞台へ駒を進めることとなった。
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