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馬がパリの街を駆ける「HORSES IN THE CITY」開催へ

(C)France Galop

 フランス競馬を統括するフランスギャロは、9月5日(金)と6日(土)の2日間、パリ中心部のコンコルド広場で一般向けイベント「HORSES IN THE CITY」を開催する。入場無料で誰でも参加でき、馬と競馬の魅力を街の真ん中で体感できるヨーロッパ唯一の試みだ。

 イベント期間中は、広場が一変して競馬場さながらの会場に。メインとなるのは「巨大パドック」で、来場者は実際のレース場同様に馬のパレードを1時間ごとに観覧できる。さらに、ポニーサイクル競走やメリーゴーラウンド、創作体験コーナーなど、子どもから大人まで楽しめるアトラクションも用意されている。

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新しい形の競馬イベント

 9月6日(土)15時30分からは、映画のスタントでも知られる著名な馬術師マリオ・ルラスキ氏による特別ショーを披露。両日とも18時30分からはDJが登場し、音楽とともに街全体がフェスティブな雰囲気に包まれる。

 「HORSES IN THE CITY」では、競馬業界のさまざまな職業を紹介する展示も行われ、競馬学校や引退馬支援団体などが参加。フランスギャロップのエリー・エノー専務理事は「誰もが馬に近づき、ジョッキーの体験やデモを楽しめる新しい形の競馬イベント」と語る。

 同イベントは、観客を競馬場へ誘う戦略の一環でもある。フランスギャロによると、今シーズンの主要競馬場5か所では入場者が前年比11%増の20万人を超えたという。イベント終了翌日の9月7日(日)には、パリロンシャン競馬場で「カタール・凱旋門賞トライアル」が行われ、凱旋門賞本番に向けた重要な前哨戦となる。

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