9月2日、盛岡競馬場で行われたジャパンダートクラシックの前哨戦、交流G2・不来方賞（3歳・ダ2000m）は、断然人気のナルカミが鮮やかな逃げ切りで重賞初制覇を飾った。2番人気で武豊騎乗のメイショウズイウンは３着まで。

1着　ナルカミ
田中博康調教師
「デビュー2戦後にうちの厩舎に来ましたが、左右のバランスが気になりました。それが左回りでパフォーマンスを出せなかった要因だったのではないかと思いました。ですから左回りでも走りやすいだろうと思って不来方賞を選びましたが、思った以上にしっかり応えてくれました。スタミナ、ストライドとも最後まで力尽きませんでした。新馬戦であれだけの勝ち方をするのだから、ポテンシャルが相当高いと思っていました。今回はジャパンダートクラシックから逆算して臨んだローテーション。無事に権利を取りましたから、大井へ行きたいと思っています」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　9月2日、盛岡競馬場で行われた10R・不来方賞（Jpn2・3歳・ダ2000m）は、戸崎圭太騎乗の1番人気、ナルカミ（牡3・美浦・田中博康）が快勝した。2.1/2馬身差の2着に4番人気のハグ（牡3・栗東・藤岡健一）、3着に2番人気のメイショウズイウン（牡3・栗東・本田優）が入った。勝ちタイムは2:01.2（不良）。

【盛岡・不来方賞】戸崎「プレッシャー感じていた」断然人気ナルカミが圧勝