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【海外競馬】ジャンロマネ賞Vのクイジサーナが凱旋門賞参戦決定
2025/8/29 20:30
フランス競馬の祭典「凱旋門賞」(G1・10月5日・パリロンシャン)に、また一頭強力な刺客が加わった。8月24日(日)のドーヴィル競馬場で行われたジャンロマネ賞(G1・芝2000m)を制したクイジサーナ(牝5)が、同レースに新設された「ワイルドカード制度」によって優先出走権を獲得。陣営が正式に受諾し、凱旋門賞の出走馬リストに名を連ねた。
クイジサーナを管理するのはシャンティイの名伯楽F.グラファール調教師。登録締切の5月14日には名前がなく、当初は出走予定馬に含まれていなかったが、ジャンロマネ賞勝利でワイルドカードを獲得。出走料免除に加え、優先出走という大きなアドバンテージも付与される。同じくグラファール厩舎のゲゾラ(仏オークス=ディアヌ賞勝ち馬)も6月にワイルドカードを行使しており、同厩舎からは2頭目の参戦。日本勢にとっても警戒すべき存在となりそうだ。
ジャンロマネ賞は大幅リニューアルで競争激化
今年からジャンロマネ賞は条件が刷新され、従来の4歳以上牝馬限定から、3歳牝馬も出走可能に。さらにG2格のノネット賞と統合され、賞金も25万ユーロから40万ユーロへ増額。アークレース・サーキットの一環として、競争力と注目度が一気に高まった。その記念すべき初年度を制したのがクイジサーナ。新フォーマットのスタートと同時に、凱旋門賞を狙う女王候補を生み出す舞台となった。
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