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【ばんえい大賞典】スターイチバンが力強く抜け出しV…スーパーシンとの激闘制す

ばんえい大賞典・スターイチバンと西謙一騎手 (C)ばんえい十勝

 7月20日、帯広競馬場で行われた11R・ばんえい大賞典(BG3・3歳・ダ直200m)は、西謙一騎乗の1番人気、スターイチバン(牡3・ばんえい・坂本東一)が勝利した。2着に2番人気のキョウエイエース(牡3・ばんえい・村上慎一)、3着にスーパーシン(牡3・ばんえい・長部幸光)が入った。勝ちタイムは1:56.5(馬場水分2.1%)。

 道中は第一障害を越えてアバシリタカラコマ、キョウエイエース、ウンカイダイマオーの3頭が先行し、中間点を過ぎたあたりでキョウエイエース、ウンカイダイマオーが一息入れ、アバシリタカラコマが先頭にたった。積極策で引っ張るアバシリタカラコマのペースに後続も徐々にばらけ、ウンカイダイマオー、スターイチバンと後続が追走する中、アバシリタカラコマが単独先頭で第二障害に到達。そのままじっくりと息を入れ、全頭揃う前に果敢に仕掛けるが、登坂途中で止まってしまい、続けて仕掛けたウンカイダイマオーとほぼ同時に障害をクリア。差がなくスターイチバン、キョウエイエースと続く。

 ウンカイダイマオーが障害を下りた勢いで先頭に躍り出るがやや末脚が鈍く、外からスターイチバン、スーパーシンがかわし2頭の一騎打ちに。残り10mでわずかにスーパーシンが抜け出すが、ゴールラインを跨いだところで脚が止まり、最後まで脚が鈍ることなく力強く歩ききったスターイチバンが逆転し優勝。翔雲賞に続く重賞2勝目で3歳路線一冠目を飾った。2着はキョウエイエース、3着にはスーパーシンが立て直して入線。

 スターイチバンを管理する坂本東一調教師はメムロボブサップで制した2019年に続く2度目のばんえい大賞典制覇、騎乗した西謙一騎手もクリスタルコルドで制した2022年に続く2度目の勝利となった。

1着 スターイチバン
西謙一騎手
「この馬が勝てたことが良かったです。この暑さで馬も本調子ではなかったのですが頑張ってくれました。レースの流れが速く、馬の体調も考えながら騎乗しました。障害は良い馬なので心配は特にしていませんでしたし、最後まで辛抱強く歩いてくれるので、止まらなかったら大丈夫だと思っていました。二冠目、三冠目のチャンスはこの馬にだけあるので全部とれるように狙っていきたいです。暑い中応援ありがとうございました。また次も勝てるように頑張るので応援よろしくお願いします」

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坂東師「良い状態で出走出来た」

坂本東一調教師
「この気温と一緒で、すごく体の中から熱さが込み上げてくるくらいの勝利でした。こんなに暑い日が長く続くとは思っていませんでしたが、その中で体調を崩さないように管理し、良い状態で出走することが出来たので安心してレースを見ていました。ゲートを出た時点で、半分以上は勝ったような気持ちで見て、そのあと西騎手がずっと耐えてポジションを取ったのでもう大丈夫だなと思い、この様子なら障害を越えてからもかわされることはないと思いました。まずはこの暑さに辛抱強く耐えきることを第一条件として、二冠目、三冠目に向け頑張って行きたいと思います。スターイチバン、坂本厩舎共々頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします」

スターイチバン 20戦11勝
(牡3・ばんえい・坂本東一)s
父:インフィニティー
母:コトブキダイヤ
母父:ウンカイ
馬主:干場正吉
生産者:鈴木義尚

【全着順】
1着 スターイチバン
2着 キョウエイエース
3着 スーパーシン
4着 ココロノニダイメ
5着 ウンカイダイマオー
6着 サッコ
7着 ホクセイヒラリ
8着 アバシリタカラコマ
9着 ホクセイテンリュウ
10着 アルイテイコウ

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