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【ばんえい・北斗賞】コマサンエースが重賞2連勝…金田「9歳になっても若々しい」
2025/6/16 05:55
6月15日、帯広競馬場で行われた11R・北斗賞(BG3・3歳上・ダ直200m)は、金田利貴騎乗の1番人気、コマサンエース(牡9・ばんえい・金田勇)が勝利した。2着にインビクタ(牡9・ばんえい・松井浩文)、3着にクリスタルコルド(牡6・ばんえい・西弘美)が入った。勝ちタイムは1:48.5(馬場水分1.1%)。
2番人気で鈴木恵介騎乗、キングフェスタ(牡6・ばんえい・小北栄一)は、4着敗退。
霧雨が降る中で行われたレースは、スタートから各馬一斉に飛び出し、キングフェスタを先頭にほぼ横並びのまま勢いよく第一障害を越えていった。道中はコマサンエースが先頭に立つと息を入れる間もなく積極的にレースを引っ張り、それを見るように後続がやや間をあけて一団で追走。中間点過ぎたあたりでようやくコマサンエースが一息入れるが、その後も先頭を譲らずリードを保ったまま第二障害に到達。
第二障害では一息入れたコマサンエースとインビクタがほぼ同時に登坂開始。そのまま2頭並んで第二障害をクリアすると3番手以下とのリードを大きく広げる。2頭の一騎打ちになったが、残り30m手前で必死に食い下がるインビクタをコマサンエースが一歩一歩力強く突き放してゴール。5月のばんえい十勝オッズパーク杯に続く重賞2連勝となった。コマサンエースを管理する金田勇調教師は北斗賞をアオノブラックで制した2022年以来3度目の勝利、騎乗した金田利貴騎手は初制覇となった。
1着 コマサンエース
金田利貴騎手
「重賞で勝ち負けできる馬に騎乗させていただけたことにオーナーをはじめ、厩舎スタッフ、獣医など関わってくれた人たちに感謝を言いたいです。調子は良かったので、レース前はゲートだけうまく出られるように考えていましたが、実際のレースでもそこがうまくいったので良い流れでレースができました。道中はほかの馬と並んで行くより、前に行った方が良いと思い、先行することを意識していました。馬場状態は軽すぎるのは良くないですが、このぐらいの状態ならこの馬にとっても良かったと思います。9歳になっても衰えを見せず、まだ若々しさを見せているので、またコマサンエースと一緒に勝てるように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
金田師「大事に使っていきたい」
金田勇調教師
「ほっとしています。レースの疲れも見せず、調教をしていてもフットワークが軽く状態は引き続き良い感じを見せていました。今日はタイムが速くなるだろうと思っていたので仕掛けだけ遅れなければ良いと思っていましたが、逃げるしかないと騎手も腹を決めて騎乗していたと思います。前回よりも騎手も自信を持って騎乗していたように見えました。9歳になりましたが、この世代はメムロボブサップが引っ張ってきたということもあり、層も厚いし、2着にもインビクタ号が入っていたのでまだまだ存在感はあると思います。今後はハンデもあるので大事に使っていきたいと思います。これからもたくさん重賞レースがありますが良い状態で、みなさんの期待に応えられるように頑張っていきますのでよろしくお願いします」
コマサンエース 177戦28勝
(牡9・ばんえい・金田勇)
父:ケンジュオー
母:クインフェスタ
母父:ホクリュウイチ
馬主:藤本かおり
生産者:坂井三智
【全着順】
1着 コマサンエース
2着 インビクタ
3着 クリスタルコルド
4着 キングフェスタ
5着 コウテイ
6着 マルホンリョウユウ
7着 ヤマカツエース
8着 タカラキングダム
9着 ツガルノヒロイモノ
10着 サクラヒメ
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