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【盛岡・シアンモア記念】ヒロシクン逃走V!フジユージーンの猛追振り切り勝利
2025/5/19 05:55
5月18日、盛岡競馬場で行われた11R・シアンモア記念(M1・3歳上・ダ1600m)は、高松亮騎乗の3番人気、ヒロシクン(せん6・岩手・佐藤雅彦)が勝利した。1/2馬身差の2着に1番人気のフジユージーン(牡4・岩手・瀬戸幸一)、3着にミニアチュール(牝5・岩手・佐藤祐司)が入った。勝ちタイムは1:36.6(重)。
2番人気で石川倭騎乗、ヘリオス(せん9・岩手・千葉幸喜)は、4着敗退。
1着 ヒロシクン
高松亮騎手
「レース前、佐藤雅彦先生に“自分が思ったように思い切り乗れ”と言ってもらって僕も気持ちが楽になりましたし、その通り思い切ったレースができたと思います。ゲートを出たらもう全然速かったんでね、迷うことなく逃げの形をとりました。盛岡はもうひとつではと皆さん言われていましたが、ペースは自分がしっかりコントロールできていましたから、自信を持って行きました。3~4コーナー中間からもうフジユージーンが勝負をかけてきているのが見えた。僕もそこから腹をくくって、馬を信じて思い切り出して行った。最後まで本当に、本当によく頑張ってくれたと思います。最後の粘りもそうですし、これだけ一生懸命走ってくれるかわいい馬。ヒロシクンもそうですけども、調教師、もちろんオーナーも、厩舎スタッフもみんな一生懸命やってくれて、その上にヒロシクンがいて、可愛がってもらっているというような感じなので、みんなで掴んだこの一勝をみんなと一緒に喜び合いたいと思います」
佐藤師「運があった」

佐藤雅彦調教師
「重賞、その中でも三大レースのひとつを勝つことができてすごく嬉しいです。今回は逃げることができてもできなくても、結果を気にすることはないから思い切って乗ってきてほしいと、自分が思ったとおりに乗れたなら結果の事は気にしなくていいよ、と鞍上に任せてレースに行ってもらいました。最後にフジユージーンが来た時にはこのまま交わされてしまうのかと。盛岡だと勝っても微妙な差、ちょっと割引かなと思っていたので、最後まで本当に分からなかったです。終わってみれば、やはり運があったんでしょうね。これだけのメンバーが揃ったレースですから、多分運の良い馬が、これまでの積み重ねが良かった馬が勝つのだろうと。負ける馬はその運がちょっとないんだろうと思っていましたからね。ヒロシクンはもう最高の馬です。全部が最高ですけども、今日はこれだけのレースを勝ってくれたので本当に最高。次走は直接みちのく大賞典に向かう事になるでしょう。間に平場を使ったりする必要はないですし、そこに向けてうまく調整していければ良いと思います」
ヒロシクン 34戦10勝
(せん6・岩手・佐藤雅彦)
父:ドレフォン
母:エスプリドパリ
母父:ハーツクライ
馬主:瀬谷隆雄
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
【全着順】
1着 ヒロシクン
2着 フジユージーン
3着 ミニアチュール
4着 ヘリオス
5着 ウラヤ
6着 ライアン
7着 グランコージー
8着 スズカゴウケツ
9着 ノーブルサターン
10着 ギャレット
出走取消 グローリーグローリ
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