レーン「最後も反応していた」

4着　アルジーヌ
D.レーン騎手
「良いスタートを切れて満足のいくポジションが取れました。リズムよく直線を迎えることが出来ましたし、最後も周りに馬が来ても反応していました。よく頑張ってくれました」

5着　アリスヴェリテ
池添謙一騎手
「大外枠なので内から抵抗されるようなら控えることも考えていました。無理せず先行出来ましたし、長くいい脚を使う特徴を活かせました。最後の100mはしんどくなりましたが、しぶとく頑張ってくれました」

8着　ステレンボッシュ
戸崎圭太騎手
「良いスタートが決まって流れに乗ることが出来ました。スムーズな競馬は出来たと思います。追い出してから伸び切れませんでした」

16着　ボンドガール
武豊騎手
「かかりました。力んだ走りになってしまい、流石にあれでは伸び切れないですね」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　5月18日、東京11Rで行われた第20回ヴィクトリアマイル（4歳上オープン・牝・G1・芝1600m・1着賞金＝1億3000万円）は、C.ルメール騎乗の1番人気、アスコリピチェーノ（牝4・美浦・黒岩陽一）が勝利した。クビ差の2着に4番人気のクイーンズウォーク（牝4・栗東・中内田充正）、3着に7番人気のシランケド（牝5・栗東・牧浦充徳）が入った。勝ちタイムは1:32.1（良）。

　2番人気で武豊騎乗、ボンドガール（牝4・美浦・手塚貴久）は16着、3番人気で戸崎圭太騎乗、ステレンボッシュ（牝4・美浦・国枝栄）は8着敗退。

大混戦のゴール前

　C.ルメール騎乗の1番人気、アスコリピチェーノの大外一気が炸裂。G1・2勝目をマークした。直線の攻防は大激戦。ゴール前ではどれが勝ってもおかしくない4頭横一線の追い比べで、クイーンズウォーク、シランケド、アルジーヌが抜け出しにかかったところで、大外から一頭次元の違う脚で飛んできたのがアスコリピチェーノだった。測ったような見事な差し切りV。これぞルメールと思える鮮やかな手綱さばきだった。殊勲のルメール騎手は「勝ってて良かったです。良く頑張っていたしメンタルが強いですね。ゴールまで僕もよく頑張りました（笑）。良いポテンシャルを見せてくれました」と、レースを振り返っていた。

◇ヴィクトリアマイルとは
2006年に創設された春の古馬牝馬女王決定戦。長い直線コースでスピード、瞬発力、そして勝負強さが求められる舞台。過去にはウオッカ、アパパネ、アーモンドアイ、グランアレグリア、ソダシなど名牝たちが勝利してきたレース。

アスコリピチェーノ　9戦6勝
（牝4・美浦・黒岩陽一）
父：ダイワメジャー
母：アスコルティ
母父：Danehill Dancer
馬主：サンデーレーシング
生産者：ノーザンファーム

【全着順】
1着　アスコリピチェーノ　C.ルメール
2着　クイーンズウォーク　川田将雅
3着　シランケド　M.デムーロ
4着　アルジーヌ　D.レーン
5着　アリスヴェリテ　池添謙一
6着　シンリョクカ　木幡初也
7着　アドマイヤマツリ　田辺裕信
8着　ステレンボッシュ　戸崎圭太
9着　クリスマスパレード　石川裕紀人
10着　シングザットソング　斎藤新
11着　ワイドラトゥール　北村友一
12着　ラヴェル　津村明秀
13着　サフィラ　松山弘平
14着　マサノカナリア　横山典弘
15着　ビヨンドザヴァレー　菱田裕二
16着　ボンドガール　武豊
17着　ソーダズリング　坂井瑠星
出走取消　ミアネーロ　M.ディー