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地元のキミノハートが主導権を握って逃げ切りV!吉見真幸調教師&田野豊三騎手のコンビでうれしい重賞初制覇

西日本クラシック・キミノハートと田野豊三騎手 (C)兵庫県競馬組合

 5月8日に園田競馬場で行われた西日本クラシック(ダ1870m)で、地元・兵庫所属のキミノハート(牝3・吉見真幸厩舎)が主導権争いを制して逃げ切り勝ち。嬉しい重賞初制覇を飾った。2着には笠松のスターサンドビーチ、3着には兵庫のレイヤーが入った。

 キミノハートは5番人気の評価ながら、スタートから積極的にハナを奪うと、そのままマイペースでレースを支配。最終コーナーでリードを広げ、ゴール前で末脚が鈍るも、外から追い込んだスターサンドビーチの猛追を1/2馬身振り切った。この勝利で、管理する吉見真幸調教師にとっても重賞初制覇。2023年8月の開業から約1年9ヶ月でのタイトル獲得となった。「全ての関係者のおかげで。この馬はサマーセールで選んだ1頭で、2歳戦から勝負して重賞を勝てたのはうれしい」と吉見師は喜びを語った。

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「逃げがりそうだった」

 騎乗した田野豊三騎手も、2022年の園田プリンセスカップ以来となる重賞2勝目。「前走を楽に逃げられたので、今回も逃げが理想だった。最後は止まり気味で焦った」とレースを振り返った。当初は今月22日に行われる「のじぎく賞」を目指していたが、前走の勝利後の状態が良好だったことから2週前倒しでの出走を決断。「前走の休養明け初戦を勝って、馬の雰囲気が良かった。それを生かしたかった」と吉見師。

 今後については未定としつつ、「馬の状態次第になるが、のじぎく賞もまだ視野に入っている」と話した。重賞ウィナーの仲間入りを果たしたキミノハート。勢いに乗る陣営が次にどんな選択をするのか、引き続き注目だ。

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